事務パート、上司にちょっといいですか?と声を掛けられ嫌な予感。
そしてその予感は大体当たる。
「来年度から、週2にして貰えないですか?」
週1にしろと言われ、渋々OKしたのがついこの間のこと。
今度はシフトを増やして欲しいと言われ、だがコールセンターが嫌になっているこの頃なのでむしろ歓喜。
「はい、大丈夫です!」
週1で9時~17時、週に7時間勤務だったのだが、先日はその週1の日が祝日だったお陰でまさかの週0となってしまった。来月のパート代は雀の涙だ。
「良かった。ただ、勤務時間だけど9時~12時にして貰えますか?昼休憩、無駄にあっても勿体ないでしょう?」
「え・・?」
上司はまるで、気を利かせてやっている風な感じなので困惑する。
どうリアクションしたら良いのか分からず、曖昧な笑みを浮かべてしまった。
「最近、午後は割と業務も落ち着いているし・・まぁ繁忙期には出て貰うこともあるかもしれませんが。」
むしろ、週に7時間→6時間に減ってしまった。
会社側からしたら、1時間減ったかどうかなんてどうでもよいことなのだろうけれど、パートの身としては痛い。
しかも、週2というシフトは案外縛られる。なんだかんだで準備や諸々で午前中だけの勤務といっても丸一日潰れてしまう未来が見える。
「分かりました。」
それでもそれを受け入れるしかなかった。
自分のスキル不足、まだクビにならないだけましだと思わなくてはならないのかも。
座って出来る仕事でないと、やっぱり長くは続かない。持病が今落ち着いているのもダブルワークとはいえどちらも座って出来る仕事だから。
工場や総菜パートの時は本当にしんどかった、あの頃を思い出す。
この職場で私は、正直必要とされていない感じではあるが、雑用係としてのポジションを確立しつつある。
難しい仕事は任されなくなってしまったが、ファイリングやコピーやスキャン、そんな仕事でも私がいることで他の人達の仕事がスムーズに進んでいるらしいことが最近になって目に見えるようにもなっているのだ。
足元を見られている気もするが、それが今時点での私という人間の価値なのだから仕方がない。