以前、ちょっと気になっていた推しの男性だが、動画は今も毎日チェックしている。
同じことに興味があって、だから彼のことを応援していた。ちょっと繊細でー、でもストイックで、そういうところが元彼に似ている気がして勝手にときめいたりして。
勇気を出してコメントしたら、丁寧なコメントを返してくれて、そういう部分も好感を持てた。
そして今日、彼が33歳ということが判明した。
勝手に落ち込んだ。
どうなるって訳じゃないのに。
私よりも一回り以上年下。馬鹿みたいだけど、ネットで男女年の差カップルを検索したりなんかして。
あー、私、気持ち悪い。そう思う一方で、こういう気持ちをまだ持てることによく分からないけれど生きる意義なんかを見付けたりもする。
ーお久しぶりです!お元気ですか?いつも楽しみにしています。
ありきたりの出だしで、だが密かに自分の想いをぶつける。ドキドキしながら送信し、この返信が今日中に来るのか明日中なのか、そわそわしつつ、一時は現実の考えたくない出来事からの逃避。
パートのこと、義父のこと、実家のこと、夫のこと。
そういえば、今夜も子は遅くなると連絡が入った。デートだろうか。
若いっていいなと思う。
母であり妻である私はもう恋なんて出来ないから、推しを見付けることで心を潤すしかないのだ。
推しの人
わたし