コーヒーブレイク

コーヒー わたし
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 実家のことで忙しく、パートを休んでも家のことがおろそかになりがち。
こんな時に限って、日用品のストック切れで夫や子にうんざりされたり。
その逆も然り。
昨夜は私も子も生理でお風呂に入れなかったのだが、疲れているだろう夫の為だけに浴槽に湯をためた。それなのに、

「今日は飲んだからやめとくわ。」

 外で一杯やってきたのか、帰宅後もだらだら晩酌をしていた夫。
風呂上りにやればいいのに、部屋着に着替えてだらだらと。勿論、パジャマとは別。
部屋着がフード付きのパーカーだったことにも苛々。この時期に乾きにくいパーカーはただでさえ洗濯するのにストレスがたまるのに、ちょっと着てすぐに洗濯機へ放り込む夫の無神経さに腹が立つ。

 集中したいのは、父のこと。
それなのに、またうざったいPTAの仕事も同時進行でこなさなくてはならない。
冬休み返上で作成した資料をラインにあげるが、リアクションマークがたったの二つであとはスルー。
労いの言葉すらないのだ。他の人があげればコメントがすぐにつくのに。
私、何かしましたか?と尋ねたい。いや、もう投げ出したい。やってられない。


 そんな忙しい時に限って、いつもは来なくていいよと肩たたき気味な事務パートから連絡があった。
今週はあっちの都合で週一のシフトだったのだけれど、上司からもう一日出てくれないかと打診。
花山さんと黒川さんがインフルにかかったとかで、人手が足りないらしい。
勿論、断った。受話器越しにため息が聞こえたけれど知ったこっちゃない。
だが、この「断る」という行為そのものにストレスを感じる。なんだかこちらが悪いことをした気分というか、普段使えないのだからこういう時こそ役に立てよーという上司の心の声が聞こえるのだ。


 母がパニックで何も手が付かない状態なので、一緒に状況を聞いて医者の説明を受けなくてはならない。タイミング悪く、弟が年明けから仕事が決まったらしく有給は勿論ないしさすがに休めないと母が言う。


「私一人で大丈夫だから、あんたは自分の家のことがあるでしょう?」

 そんな母親らしい言葉を期待していなかった分、聞いてしまったらなんだか心がざわざわして、やっぱり私は娘としてやるべきことをしなくてはならない。

今夜の夕飯に肉じゃがを多めに作ったので、取り分けてタッパーに入れて実家に持って行くことにした。食欲も気力も無い母が、だが働いている弟の為にご飯を作らなくてはならないとぼやいていたからだ。


「何か外で食べさせるなり買わせればいいじゃない。」


「そういう訳にはいかないんだよ。仕事で疲れているんだから家でゆっくり食べたいだろうし、コンビニ飯なんて体に悪い。こういう時こそ家のものがいいんだよ。」


 息子溺愛の母なのだが、それでも体が追い付かないのだ。
父に次いで母も倒れられたらおしまいだ。なので、今は私がフォローするしかない。
こんな時、弟じゃなくて妹や姉だったら少しは違うのかなーなんて意味の無い妄想をする。
いや、関係ないか。
義姉らは3人もいて義母が倒れた時、騒ぐだけ騒いで義父のご飯などは嫁の私に丸投げだった。


 愚痴が止まらない。プチストレスが重なると、それはもうプチでもなんでもなくなる。
実家に行く前に、ちょっと珈琲を飲んで気持ちを落ち着かせよう。
そうしよう。

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