義実家訪問の愚痴ー続きになるが、子の受験について、義姉らが遠慮ない。
まず、志望校のレベルが彼女らがこれくらいはと思うレベルとてんで差異があり過ぎて、話が嚙み合わない。
姪や甥、それにあいちゃんらと比較されるだけではなく、夫や義姉の学歴ー兄弟の中では一番頭が悪かったらしい次女ですら、MARCH卒。
なので、子がまさかMARCH以下の大学ーそれすら厳しい状態だということを知ってか知らずか、子からしたらうんざりするような話が続く。
次女のママ友の息子が日東駒専レベルの大学らしく就活にてこずっており、そのレベルでは就職も出来ないと小馬鹿にしていたけれど、それはその子の問題で大学の問題ではないと思うのだが・・
視野が狭いのだ。
「花子もカズと同じで詰めが甘そうだよね。勉強、一日に何時間してる?カズは高3の時部活ばっかでさぼってたから結局第一志望落ちたもんね。」
「花は部活もバイトもしてないんでしょ。勉強だけだったらうちの子達よりいいとこ目指せるんじゃない?」
到底、子が入れそうもない大学名が飛び交う。
プレッシャーになるではないか。
本当に、頭にくる。
それでいて、結局はうちの子の話題から自分の子どもがいかに頭が良いかを自慢したいだけで、中身のない会話。
学歴ブランドを振りかざす。
「もう、パパのじいじとばあばの家、行きたくないな。」
帰り道、ぽつりと子が呟いた。
一人っ子の我が子、競争相手がいないから駄目なのだと散々義姉らに言われてきたけれど、結局はこうして従姉妹と比較されて苦しんでいる姪の気持ちなど知らない伯母達。
確かに従姉妹達と比べれば、目に見える努力はしていないし目標も定まっていないのかもしれないけれど、誰もが将来の目標を持ちそれに向かって努力して成果を上げられるわけじゃない。
自分達の指標がすべて正しいと、こちらに押し付けるのはやめて欲しい。
学校名がすべてじゃない。
学歴ブランド
