冬休み明けの学校。
数日前から、行きたくないを連発していた我が子。
心配しつつ、敢えて過剰反応し過ぎないよう見守っていた。
無理しなくていいんだよ、休みなよーそう声を掛けてやりたい気持ちと、だがそれは果たして親として我が子を本当の意味で守っていることなのか自問自答させられる。
長い目で見て、いったいどうフォローするのが正解なのか。
今更だけど、修学旅行の件についてもまだ引き摺っている。
義実家で、無神経な義姉が皆が修学旅行中は何してたの?なんてズケズケ聞いたりするものだから、子は心底うんざりした顔をしていた。二人きりでの会話ならまだしも、親戚一同揃う食卓で聞く質問か?
聞かれた姪がどんな気持ちになるか、想像力が働かないのだ。ある意味、病気だ。
ただこの先も、デリカシーのない人々からこうして不躾な質問をされ続けるのかと思うと、あの時の選択は正しかったのか、気持ちが揺らぐ。
子が、目の前でため息をつく。
ただでさえ憂鬱な休み明け、小テストやマラソン大会、しょっぱなから7時間授業。
子どもも大人同様、ストレスと戦いながら生きている。
せめてもと、初日の弁当は子の好きな唐揚げを入れる。
頑張ってとは言わない、笑顔でただ送り出す。