グループワーク

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 今朝も、行き渋りがあった子。起床時間がどんどん遅くなっている。
夫が子供部屋まで起こしに行くことが頻繁になりつつある。

「おい、花、朝だぞ。」

お弁当は、子の好きなものばかり。
パートを辞めて、正直精神的に余裕はないけれど、身体的には余裕があるのでおかずも豪華。
今朝は、昨日から下拵えもしていた自家製ミートボールがメインのおかず。

子が行きたくない理由は、今日の授業でグループワークがあるからだ。
実は昨夜、子が風呂に入っている時にリビングに置いたままのスマホを見てしまった。
例の男子からメッセージが入った時、振動音に気付き、スマホ画面をずっと眺めていたからだ。


ーあした、どうするん?グループワーク、きつい?


 この男子に、きっと相談しているのだろう。
親には言えない悩み。学校で友達が出来ないから休みたいだなんて口が裂けても言えないのだろう。
ただ、腹痛を訴えるのみ。そしてそれを私も夫も信じるしかない。一時的なものだと。
グループワークというと、そのメンバーがきついのだろうか?
それとも、そもそもグループは自由に決めて良くて、入れるようなところがないのか?
先日の社会科見学の班も、無理やり既に出来ているところに入れられたらしい子。ついには早退という手段にまで出た。
思春期の憂鬱ー、とにかくグループに属していなければ学校生活が辛くなる行事や移動教室、それに生徒に選択権が与えられる班決めなど。
まだ始まったばかりのクラス、どうか堪えて欲しいけれど。
心が壊れる前に、相談して欲しい。それを親に求めるのはやはり酷なことだろうか。
この男子との付き合いに、変な風に逃げ道を作らなければいいけれど。
夫に伝えるべきか、だが夫がそれを子に問い詰めたら、今度は私が子に責められる。
勝手にラインを見たことー、それがばれれば、それこそ親子間の破綻に繋がるかもしれない。

 グループワークやペアワーク。
私が学生時代もあったけれど、やっぱり苦手だったことを思い出す。
いくら話せる友達がいても、誘った時の相手の表情を深読みし過ぎてへこんだり、そしていつだって誘うのは私の方で相手からの誘いは無かったり。
苦い思い出しかないのだ。
そんな思いを、我が子に味わって欲しくない。




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