高校生ボランティア活動

空き缶
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 まだ子の志望校は決定していないけれど、前期の二者面談で担任に夏休みのボランティアを勧められたらしい。
指定校推薦や総合型選抜の出願には必須としている学校も増えているという。

ボランティアの種類には、地域に貢献する清掃ボランティアや子どもと関わる教育系のボランティア、イベントやスポーツ関連のボランティア等、多岐にわたる。


「ボランティア、やった方が良さそうだけどさ。どうしよう~」

「みんなは何してるの?」

「うーん、やってる子は少ないけど、お母さんが介護で働いてるからそのイベントのお手伝いとかやるって子はいたかな。」

「あ!じゃあ自治会の掃除は?毎月やってるエントランスの!」

「えー、微妙じゃない?」

 

 そんなやり取りをしていたところ、ハッっと思い出す。
針金さんに頼まれていた、夏祭りの手伝い。
丁度良いじゃないか!


「夏祭りの手伝い、行って来なよ!」

「えー、だるいな。」

「一時間だけでもいいって。助っ人だから。それで受験に有利になるかもなんだよ!?」

「うーん、確かに。」



 週末の夏祭りの手伝い、どう断ろうかと気が重かったけれど。
想定外のWINーWINに胸を撫でおろす。
子も、少しの時間ならと快諾してくれて、すぐに針金さんにラインを送る。

ー娘さんが!?助かります!若い子が助っ人に入ってくれて嬉しい!

 すぐに返信。
これまでの気まずさを埋めたく、子を利用した感は否めないけれど。
でも、これで良かった。




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