お誘いライン

テープ わたし
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 明日は新しいパートだ・・と昨夜は気持ちがずどんと落ちていた。
外はまだ台風の影響で風がぴゅーぴゅー吹いており、なんだか波乱の予感すらしてマイナス思考に陥っていた。

ーピコン

 ラインの通知音。どうせ無料スタンプを手に入れた際、友達追加をしたどうでもいい店からのメッセージだろう、うざいな・・それか、N恵かな・・また聞きたくもない実母の面倒な情報が耳に入るのか・・と思いスマホを手にすると、ハルミさんからだった。
先日、リアクションマークで途切れていたやり取りから一転、といってもやり取りではなく私の一方通行だったのだけれど、彼女からお誘いのラインが来ていたのだ!!

ー仕事、順調ですか?今月、お互い都合よければランチか夜に食事でもしません?

「うっそ・・」

 つい、心の声が漏れてしまった。嬉し過ぎる。久々に、私の人生における人間関係に新しいページが加わるような予感に、期待感で胸が一杯になる。
すぐに返信。


ーお誘いありがとうございます!いいですね!ぜひ!!(^^)!

ースケジュールが決まり次第、候補の日を連絡しますね~

ーはい!お待ちしています!( *´艸`)


 嬉しさのあまりダンスをしているウサギのスタンプを送る。
すぐに送信したスタンプに既読がついたが、彼女からのメッセージはそれきりだった。スタンプや絵文字など使わないタイプか・・と、少々はしゃいでしまった自分が恥ずかしくなる。
いや、それくらい嬉しいのだと相手にストレートに伝わるくらいが丁度良い。普通にしていれば何を考えているのか分からないただの大人しい人間と見なされがちな私なので、「わたしはあなたに好意を抱いていますよ!」といった感情を投げておくことで、彼女も私に対して同じような感情を返してくれるかもしれない。

 ただ、彼女の都合が良い日が事務パートとかぶらないことを祈る。明後日は終日勤務だし、来週も出勤日は終日。午前パートで週一というシフトが木佐貫さん休職という事件で崩されたのだ。稼げるからいいけれど・・

 今日のパートは憂鬱だけれど、午後から出勤にしている。午前、しっかり家事をして夕飯の下拵えまでしてしまおう。一気にポジティブになる私は、案外、単純な人間なのだ。







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