ランチ約束

ランチ わたし
スポンサーリンク


 こんな私でも、無性に誰かと喋りたい気分になることがある。
そして、気軽に誘えるのはやっぱり従姉妹のN恵くらいだ。
ママ友も学生時代の友達も、ここ数年は疎遠になりつつある。頑張ってラインや手紙を出したりもしたが、いまいちの反応なので遠慮するうちにすっかりこちらからアクションを起こせなくなってしまった。間を空ければ、気にすることもないのかもしれないけれど。立て続けにというのが無理。こちらが誘ったら次は向こうから、順番にならないとフェアじゃない気がするし、そもそも人を誘うのが苦手な人間。無理に誘って迷惑がられたらたまったもんじゃない。

ー了解!じゃあ、来週、そっちの職場近くに行くよ。

 N恵は、まさか私が週1の午前出勤という、もはや職場で窓際的存在となっていることなど知らないのだ。

ー職場近くはちょっと飽きたし、有給取るから、N恵が行きたいところとかない?

ーうーん、分かった。探してみる。また前日にでもラインするね。


 暖かくなって来たし、わくわくする。
一番は、娘が付き合ってくれたらいいのだけれど、どうやら私と2人で外出したところで詰まらないらしく、たまにファミレスでランチしてもずっとスマホ。
なので、N恵の存在は有難い。
友達がいなくても、こうして気の置けない同性の身内がいることで孤独感が薄らぐ。恵まれているとさえ思う。
そう言いつつ、ランチ後は彼女と自分を比べて落ち込んでしまうといった、毎度のネガティブルーティンが待ち構えていそうだけれど。

タイトルとURLをコピーしました