昔のドラマ

テレビ わたし
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 パートもなく、ポスティングも雨で出来ない日。
家事を一通り終えると、やることがなくぼーっと昔のドラマを視聴していた。
今の時代、無料で過去のドラマやバラエティが見放題。
視聴期限はあるものの、レンタルビデオを借りていたこともある私世代にとって、何とも有難い娯楽の一つだ。

 昔のドラマを観ていると、当時の自分が何をして誰と絡んでどんな悩みがあって希望があってと、色々な思い出がぶわーっと蘇る。
それはまるで、普段は部屋の片隅で埃をかぶったまま置かれているアルバムを開くような感覚で、懐かしくももう戻らない過去に思いを馳せる。

表題だけ眺めていても、ストーリーは思い出せず、出演している役者や主題曲もおぼろげな感じなのだが、観ているうちに段々うっすらぼんやりと、当時の自分を思い出すのと同じ速度でその作品の輪郭も色濃くなっていく不思議。
だが、主人公やヒロインは覚えていても、その他諸々は殆ど記憶から抜け落ちており、今や別業界で活躍する人物や、その反対も然り、もう亡き女優などがキラキラとあどけない顔で青春を謳っている様子を目にすると、なんだか心打たれると同時に、あぁ、もうこんなに時が経ってしまったのだなーと、引き返せない現実と今在る現状を受け入れることに少しだけ傷付く。

昔のドラマに、あの頃初めて観たような驚きと感動はないけれど、大人になり過ぎた今観れば、ほろ苦くもスパイスの利いた味あるものとなって心に響く。

*花より団子
*SLOW DANCE
*ホタルノヒカリ

観てるもの。
取り敢えず、楽しみがある今。




 


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