会いたいと言ってくれる人

ひまわり わたし
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 交友関係が狭過ぎる私。
友達と呼べる人は片手で余る。
学生時代の友人、かおり。
従姉妹だけれどN恵。
そして、引っ越し前のママ友。
悲しいかな、それが現実。
ただ最近はパートと家のことに忙しく、寂しさを感じる余裕さえない。
余裕が生まれそうな時には必ず、家族や義実家の揉め事に巻き込まれるのだ。

気軽に会える関係ー
ちょっと時間が空いた時、声を掛ければすぐに近くのカフェに集合的な。
そんな友人は出来ないまま子育ては終盤を迎え、だが、こうして久しぶりのメッセージが来れば、過去に出会えた縁に感謝する。
引っ越し前のママ友からだった。


ー久しぶり!元気にしていますか?来月、帰省することになりました。もしお互いの都合が付けば会いたいなと思って。


 今回、彼女と子ども達だけの帰省らしい。
彼女は交友関係が広いから、実家だけではなく学生時代やこっちで働いていた時の同僚、それに私以外のママ友らとも約束があるのだろう。
取り敢えずと、彼女の都合が付く日程が記されていたけれど、滞在期間のうちのたった2日、それも昼の3時間程度のみ。
それでも時間を縫ってまで私に会いたいと思ってくれる人がいる、その事実が嬉しい。
必要とされているーと言えば大袈裟だけれど、彼女の中には「私」が間違いなく存在していたのだ。
高校受験から、何となく互いに疎遠になっていたものだから、もうこのままフェイドアウトなのかもーと思っていた分、喜びもひとしおだ。
そして、彼女指定の日のうちの一日が私のパート休みの日だったことも嬉しい。
この夏、思いがけず楽しみな予定が出来た。



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わたし
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