義実家ルール

ルール 家族
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 GWの一日、義実家集合の食事会。
孫も成人していたりで予定がなかなか合わない中で、それでも絶対皆が集まるべきだと主張する義姉達。
そして、それに逆らえない夫。
その日は予定があったはずの夫。確か、大学時代の友達と会う会わないとか。
それを断ったのだから、私が引っ越し前のママ友と会うことを伝えたら物凄く嫌な顔をされた。

折角の連休、詰まらない義姉らのお喋りと、時々思い付いたように水面下で行われる私へのマウント。
義姉らが目配せし合いながら笑い、それに合わせて面白くもないのに愛想笑い。帰宅後はいつでも口周りに筋肉痛が生じる。

 全員集合せずも、都合の付く日にそれぞれが訪問すれば良いのではないか。
集まるのは正月と盆くらいで良いのでは?
結局のところ、義姉はみんなで集まりたいだけ。
そりゃあそうだろう。彼女達にとって、義実家はわが物顔で好き勝手振舞えるホームなのだから。
なら、私がいる意味なんてないのではないか。
そう思うが、それは許されないらしい。
大好きなパパやママを喜ばせる為、都合を無理くり合わせて皆が集まることに意義がある。
それが、うざったい義実家ルールなのだ。
しかし、長女は自分の夫の実家とは折り合い悪く、もう何年の顔を出していないのだからモヤモヤする。次女だって、自転車で数分近所の自分の実家には毎日のように顔を出すが、自分の夫の実家には盆と正月だけ。なんだかなぁと腑に落ちない。
折り合いが悪いって、そりゃそうだろう。
義姉が義妹の立場に立った時、そりゃあ夫実家の小姑達に嫌われるに決まっている。我儘で、自分都合で、それでいてプライドが高くて。
せめて向こうで私のようにしおらしく振舞っているのを知れば、ちょっとした同士のような気分で私もその数時間を気持ちよく耐えることが出来るのに。
典型的、自分都合の小姑ルールに嫌気がさすのだ。

 夫にも不満がある。
義両親が体を壊し年々弱っていく姿を見て、私だって会える機会を増やさなくてはと思う一方で、夫は私の実家のことなんてまったく頭にないのか、会いに行こうとも言わないしまるでもう存在すらないかのような振舞い。うちの親や弟の顔なんて忘れてしまったのではないか。
コロナ前後からのこの数年で、実母は頭が真っ白になり、実父は病気でやせ細り、弟は暴飲暴食で7キロも太った。
3人共、それぞれ人相が変わってしまった。
その姿を目にしていない夫はきっと、ばったり彼らに街中で会ったとしても気付かないだろう。
それ程に疎遠なのだ。
引っ越しやその他諸々、婚前前から続いている金銭トラブル等、きっと夫は関わりたくないのだろうと思う。
それでも、嫁の実家を気に掛ける素振りくらい見せられないのだろうかと残念な気持ちになる。
形だけでも良いのだ、それで私はきっと気が済む。

結婚は、なんだかんだで家族同士の繋がりから逃れられない。
だがそれも一方にばかり負担が及ぶと、そもそも精神的な夫婦間のバランスも崩れ兼ねない。

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