一生に出会う人の数

歩道 わたし
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プチ押し活しているチャンネルを、いったい何回覗いているのだ。
勇気を出してコメントして、一人、高揚してやり切った感。
でも、それはまるで一人芝居のようで、むしろキモイと思われたかもしれなくて。
華麗にスルー。
私の後に続くコメントが、あれから10件程。返信は、気まぐれなのか信頼のおける視聴者に限るのか、彼の心中は分からないけれど、私はスルーされる側だったようだ。
残念・・

 勝手に、自分と同じ思考や感性だと思い込んでいたけれど、向こうは私の存在なんて知らないし。それに数十件もコメントが付いている時点で、私と同じような気持ちで推している人はいる訳で。
だから、特別じゃない。それなのに、スマホ画面で覗く彼の生活は私だけしか知らないように思えて、そんな浅はかな思いに自嘲する。

「あー、やっぱり一人だ。私は。」

 誰もいない部屋の中、声を出してみた。

人は生涯、3万人程度と接点を持つと言う。それは、単に道ですれ違うこともカウントされる。
この50年、仮に100まで生きるとして(あり得ないけれど)、既に1.5万人もの人々との接点があった訳だ。
そして今、私の生活に影響を与えている人って何人だろう。両手にも満たないかも。
1.5万を分母にしてのその数の少なさに愕然とする。

 この持て余した心の奥にある膿を掻き出せたら。
自分との対話はもう飽きた。


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