すべてはマイルール。
完璧な人だったら、納得出来る。
でもそうではないことが、一年以上経った今、分かって来た。
人間誰しも、完璧ではない。だからこそ、他人に少しくらい寛容になってもいいんじゃない?
我が強い彼女と対等にやり合うつもりはないけれど、不満がどんどん膨らんで破裂寸前のところで、空気が抜けた。
私が先日送ったチャット、あれが彼女の逆鱗に相当触れたようで、彼女の中で私は「空気」になった。
業務は彼女から直接指示されることなく、木佐貫さん経由になった。
チャットすら、来ない。
対し、
「黒ちゃーん、ちょっといいかな?」
「花山さん、これお願い出来る?」
私以外のパート2人に対しては、積極的に自席から声を出し手招きしたり、または彼女達のデスクに行き、指示出し。
今日は、花山さん出勤の日だったので、米田さんが私に背を向け至近距離。花山さんに指示を出していたのだけれど、ものすごく嫌な感じだった。
「これとこれは、今日中にお願いします。あ、でも無理しないで下さいね。もし無理そうだったら私も手伝うので声掛けて下さい。15時以降は手が空くので。」
「ありがとうございます♪」
こんな感じで、割と穏やか。
対し、私に対してはスルー。
これまで彼女から直接指示を受けていたルーティンの仕事、それも、木佐貫さんからチャットが届く。
ー先月分添付しています。変更箇所はAシートにあるので、お願いしますー
そんな感じだ。
これは、嫌がらせかもーと思いながらなんとか業務を終え、昼になり帰り支度をしていたのだけれど。
花山さんに、ちょっといい?と誘われ、社内の休憩スペースに呼び出された。
お局の逆襲
