それにしても、家族たったの3人なのにこの買い物量はなんなのか。
夫が年の割に食べるからか?無駄なものなんて決してないし、むしろ節約しているのに日々の消費は止まらない。
今日の買い物かごの中には、豚こまパック2つに豚ひき肉、玉ねぎや人参、じゃがいもにピーマン、白菜にねぎ、キャベツ、豆腐や納豆にもやしと卵、牛乳にヨーグルトと食パンとマーガリンにジャム、頭を使っている子の為にチョコレート菓子のファミリーパック、夫に頼まれている柿ピーとポテチ、もうこれだけで買い物かごはパンパン、他にドラッグストアでペーパー類や調味料などを買う予定なのでここまでにしたのだけれど。
前方に、80代とおぼしき老女が一人。彼女の買い物かごをちらっと覗き見すれば慎ましやかに一人分の総菜メンチとお赤飯小パック。それにキャベツの千切り1袋に大福と小さな缶ビール1本、それから仏花。
きっと、夫に先立たれて一人暮らしなのだろう。食事も一人なので気ままに食べたいものだけを買う。
夕飯は、メンチと千切りキャベツにお赤飯だけなのだろうか。いや、作り置きの煮物が家にあり、プラスして味噌汁でも作れば立派な献立だ。仏花を夫の仏壇に。きっとあの小さな缶ビールは亡き夫の為だろう。大福は彼女の食後のデザートだろうか。
いやいや、逆にビールが彼女のささやかな一日の終わりを飾る至福のひと時のお供であって、大福がお供えなのかもしれない。
そんな妄想をしつつ、いずれは私のこの買い物かごの中身もスカスカになり、今このピークを懐かしむ日が来るのかも。
会計で財布に一杯だった小銭が綺麗に消えた。荷物は重いけれど、気持ちはスッキリ。
エコバックを肩に掛け、ずっしりとした「私の家族分」、その重みを味わった。
家族の重み
生活
