小川さんに、啖呵を切った。
仕事が出来ない自分を差し置いて。
「もういいです!もう辞めます!」
リーダーに内線を掛け、退職を伝えた。
リーダーは少しの沈黙の後、
「困るな・・」
そう呟いて、電話を切った。
私は、清々としていた。
だが、困るな・・という想定外の言葉に動揺もしていた。
自分の行動が正解なのかどうか、この仕事を手放すことに後悔の気持ちがあったのも正直なところ。
ーやっぱり、取り消したいー
辞めるのを止めたい。
夢から覚めて、残った思い。
これが、今の私の潜在意識。
今日も、頑張ろう。