雇用形態を変更した。
来月から、週2の午前中だけ。
そして、派遣さんが私が本来求められていたポジションに就いたのだと、いくら馬鹿な私でも気付く。
昨日のこと。
仕事始めから精神的にどっときつくなり、小川さんにメールで与えられた業務が全然出来ず新人君に手伝って貰ったことを先週伝えたことが知られたのか、リーダーと人事課長との面談があった。
年甲斐もなく、泣いてしまった。
仕事中に泣くなんて、若い子ならまだしもこんなおばさんがみっともなかっただろう。
再び、退職を考えていることも伝えた。
会社に貢献出来ていないこと、求められているスキルが自分のスキルとマッチしないこと。
それでも彼らは優しく、引き留めてくれた。
そして、提案をしてくれた。
任せる仕事内容を変えるのだ。
ひらたく言えば、誰でも出来る雑用のみ。
コピーやスキャン、そして時々の膨大なデータ入力や登録作業のみ。会議も電話も出なくて良しとする。
ただ、時給が数百円下がり、シフトも減らすことになってしまうけれど大丈夫か。
その仕事内容だと、どうしたって今のシフト時間では持て余してしまう。要するに、暇な時間が多く出来てしまう。これは、会社にとっても損失だ。
加えて、雇用保険も外すことになるという条件が下された。
私はその時、とにかく今のプレッシャーから逃れたい気持ちで深く考えずに承諾してしまった。
だが、時間が経つに連れ、これで良かったのかともやもやし始めた。
本当は、あのまま私が退職の意を頑なに告げた方が彼らにとっても良かったのでは?
今のご時世、変な辞めさせ方をしたら、どこからかその噂が広がるかもしれない、会社の印象だって悪くなりかねない。それこそ損失。
そして私サイドで見ても、新しい条件下で給与はぐっと下がり3万ちょっとしか稼げない。
更に、周囲との格差というか、いよいよ疎外感が増すばかり。精神的に仕事の圧は無くなったとしても別の悩みが出るのは必須。
憧れのオフィスワークの仕事を手放して良いのかの葛藤もある。
あんなに大変だった採用までの道を思うと、あの頃のガッツはもうない。
なんだか疲れてしまった。
表面張力ギリギリー、あと1滴が落ちてきたら、すべてが溢れてしまう。