梅雨をすっ飛ばして夏がやってきた、そんな感覚のこの頃。
だが、主婦の弁当作りは続く。
夫と子の分、余れば私の昼ごはんになる。
弁当作りがますます億劫。暑いキッチンに朝から立ち、卵焼き、メインのおかず、副菜の緑、常備菜の煮物等。隙間があればウインナーを入れて。それもその月の食費予算を頭に入れて冷蔵庫の中身と相談しなければならないので、なんとなく質素になってしまうこともあるのだ。
この時期の弁当は、腐り防止も考えて作らないとならない。
酢を利かせたおかずや、彩りとして生野菜は入れられないのでテレビで推奨されていた茹でキュウリを入れたのが夫や子には不評。一度加熱することで細菌の繁殖を抑えられるのに、安全と美味しさは必ずしもイコールではないのだ。
私一人分、自分だけの弁当作りならこんなにも悩まない。
パート先に弁当は不要だけれど、もし持って行くとしてもおにぎり二つで十分。なんならおにぎりの中に適当な晩御飯に余ったおかずを入れて握ったものでいいくらい。
それにしても、都内だけなのかテイクアウトの弁当も高過ぎる。
1000円前後はくだらない。中身も、家で作るのと変わらない野菜炒め弁当だったり、ホイコーロや麻婆豆腐などに漬物と卵焼きがついているだけで札が要る。
家でちょこまかおかずを作り詰める作業は面倒極まりないけれど、やっぱり弁当作りは節約に繋がる。
夫も最近では大人しく私の作った弁当を空にしてくれるようになったので、嫌々ながらも弁当作りの日々は終わらない。
節約弁当
