受験した数校、滑り止めすら駄目だった時の為に、まだギリギリ出願期限に間に合う大学を受けた方が良いと塾からアドバイスされて、そうすることに決めたのだけれど。
学校側が調査票を準備するのに最低2週間はかかるので、先日受験した大学の合格発表を待たず依頼しなくてはならず、相談したら、先生の対応が悪かったらしい。
面倒臭そうに、「またなの?数受ければいいってもんじゃないんだよ。よく考えて!」といった感じで、子もただでさえメンタル低下気味だったこともあり、ショックを受けたそうだ。
そりゃあ学校側からしたら、一人の生徒の為に何通も調査票を準備するのは大変だろうけれど。
生徒の人生が掛かっているのだ。教育者として、頑張ろうとしている生徒に対し、あからさまに嫌そうな素振りを見せるのはどうかと思う。
「なんだそれ?担任か?」
「進路指導の先生・・」
すると夫は翌日、学校に電話をした。しかも担任を飛び越え進路指導の教師宛に、直接クレームとも思われる電話。
これまで学校関連のことはノータッチだった夫だったのに、どういう風の吹き回しだろうか。
「娘も不安定になっていてね、そこで追い打ちを掛けられたら潰れてしまいますよ。調査票の上限枚数とか決まっている訳じゃないですよね!?」
「いや、だからー、発表を待ってからだと間に合わないんですよ!依頼してから2週間かかるんでしょう!?出願締め切りが11月上旬なんですよ。じゃあ、2,3日で出してくれますか?土日もカウントしたうえで!」
「じゃあ、仮に落ちたら学校として責任取ってくれますか!?」
夫の横柄さには嫌気がさしていたが、この時ばかりはスカッとした。
後日、子が調査票の申請をした際、進路指導の教師は、「頑張っていますね、応援していますよ。」と、労わるような言葉まで加えて申請用紙を受け取ったらしい。取って付けた感は否めないし、保護者のクレーム一つでコロコロ対応が代わる教師に不信感が募ったのは否めないが。
まだ受験は続くけれど、家族一丸となってこの大山を乗り越えて行こうと思う。

