病気の子どものお留守番

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 子が、昨夜から体調を崩してしまった。
夕飯は、恵方巻だったのだけれどそれがあたったのか?
腹痛でトイレを行ったり来たり。
夜も熟睡出来なかったようだ。


「病院、行く?救急になるけど。」


「いや。大丈夫。」


 まだベッドでスマホを見る元気があるし、熱もないので様子見。
本人いわく、生理が近いのでその影響かもという。
何となく胸騒ぎ。学校で休みは多いか聞くと、クラスで胃腸炎が流行っていると言う。
もしかしたら、うつった?となると、いつ発熱してもおかしくはない。

 そういう時に限って、月曜からパートが入っている。
週2と少なくなったのに、しかも雪が降るかもと言われている月曜日。ますます億劫。
そして、もし子が発熱して休みを貰うことになったら、今月の給料はどうなるのかと一方で計算。
やはり、他の仕事を探さなくてはと焦る気持ち。
更に、手帳のページを繰ると、マラソン大会があることを思い出す。
PTAとして参加しなくてはならない行事だし、最近はまったく協力出来ていなかったので挽回しなくてはという気持ちだったのだけれど、子の体調によってはどうなることやら。

 私が子の体調とパート、それにPTAのことで気を揉んでいるさなか、久々にN恵からライン電話が来た。
彼女の動画は時々視聴していたが、それも最近では更新されていなかったので、先週くらいに気になってラインを私からしていたのを思い出す。

「ごめんね~。ラインくれてたけどバタバタしてて。元気?」

 私も今のパートをするようになり、心の余裕がなくなったこと。N恵の方も本格的にワーママとなり、また上の子の私立小学校で役員になったようで、本当に大変な日々を送っているようだった。


「でさ、そういう時に限って子どもが熱出すんだよね。インフルもコロナも陰性だったからさすがに休めないし、ママに頼んだら午後から来てくれるって言うから午前中だけ留守番させたの。」


 まだ小学校中学年の娘を置いて、しかも微熱といっても体調不良で学校を休んでいる子どもを置いて仕事に出たというN恵にドン引きした。


「ちょっと、それは可哀想。私、花子はもう高校だけど、熱出たらパート休むよ。」


「え??高校生で?ちょっとそれはあり得ないでしょ。それはさー、正直、周りから色々言われてると思うよ。もう大人でしょ?いくらなんでも過保護過ぎやしない?」


「でも、急変したら怖いし。何かあって後悔したくないし。インフルエンザ脳症だって、事故が多いのは花子の年頃だし。」


「スマホで連絡だって出来る年でしょ?園児じゃあるまいし。大人子どもになっちゃうよ。うちの職場でそんな人いないよ~。皆、食べ物と飲み物と薬置いて仕事に来てるよ。だって、迷惑じゃん。園児なら休むのも仕方がないけど、それでも実際こっちにしわ寄せ来ればイラっとするよ。本人には言わないけどさ。」


 N恵は鼻息荒く、私の仕事に対する姿勢を非難した。
だが、彼女は責任ある仕事を任されてるからこそ言えることなのかもしれないが、私の実際の仕事ぶりを見て同じことを言えるだろうか。
いてもいなくても同じ、むしろ、いる方が給料泥棒的な存在。会社に貢献していない、ただの雑用係。
むしろ、休んだ方が有難がられるのでは?とすら思う。


 しかし、パートはともかく。PTAはどうするか。我が子欠席のマラソン大会で、写真を撮影しに体調不良の子を置いて行くのも違う気がする。











 



 

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