今週の勤務は明日だけ。
とうとう今朝、夫から聞かれた。
「今日は仕事?」
「いや。明日。」
「最近、休み多過ぎじゃない?」
先週は多く出たのに、少ないと色々言われる。
「じゃあ、今日は何するの?」
予定を聞かれるが、これといって何もなく、専業時代の罪悪感が蘇る。
いちいち、毎日何をするのか聞かれていたこと。
子が幼い頃は、一日のスケジュールを細かに聞かれていた。なので、午前も午後も公園や買い物など外に行く用事を作り、ママ友関係は大の苦手なのに、支援センターをはしごしてぼっちになったり、子がスーパーでぐずり出したりで、仕事はしていなくてもメンタルは日々削られていた。
夫が私のスケジュールを把握したがるのは、私に感心があるというよりも、自分が仕事中、嫁がだらだら過ごすことに我慢がならないといった感じだった。なので、そんな夫の機嫌を損ねないよう、無理やり予定を詰め込み、逐一報告するという息苦しい日常を送っていた。
そんな過去を思い出した朝だった。
「今日は、PTAの仕事で集まりがあるから。」
つい、嘘をついた。いや、半分は本当。あの後、編集担当と個別ラインで繋がれたのだ。今日は、交渉に時間を費やすことになるだろう。
「午前?午後?」
「昼過ぎだけど・・」
午前といえば、なら午後は暇なのかと思われる。午後といえば、じゃあ午前はのんびりするのかと思われる。なので、迷ってそう答えた。
夫は自営になったことで、自分の采配で仕事に融通が利くことから以前のように煩く言わなくなったけれど、こうしてふいに予定を細かく聞く癖はまだ残っている。
それにしても、本当に予定詰め詰めの時には何も聞かれない、これが不思議。
スケジュール報告
夫