今日は、これから実家だ。
気が重いながらも、学校を休んで勉強をする子の為に昼ごはんを用意してから出ることにする。
子にリクエストを聞くと、チャーハンが食べたいと言うので、そんなものでいいの?と思ったけれど楽をさせて貰うことにした。
同じく、夫の弁当もそうしようとしたら、
「俺はいいや、外で食う。」
気に入らないのだろう。断られた。
そして、いつものように今日の予定を聞かれたので、躊躇いながらも実家へ行くと伝えたら微妙な空気。
「何時に行くの?」
「家事したらだから・・昼前かな。」
「何時に帰るの?花子は一人で留守番?」
直接的ではないけれど、私が実家へ行くのすら気に入らない夫なのだ。
そして、自分は妻の実家へ正月の挨拶に行かなかったことなどまるで気にも留めていない様子に悶々とする。私は今日、あんたの不満を聞きに行くんだよと言いたい。
「明後日は試験だな。」
「早く帰るようにするから。」
私も、本当は試験間際に実家になんて行きたくなかった。だが、母が今日以外は、病院諸々予定が詰まっているというのだから、仕方なしにこの日にしてしまったのだ。
油でよく熱したフライパンに、ネギを入れて焦がす。じゃこを入れて塩コショウと豚小間、それに冷蔵庫にある半端野菜を入れる。冷ご飯を入れたら、素早く溶き卵を入れてかき混ぜる。中華だしとちょっとのマヨネーズが隠し味。更にかまぼこなども入れて彩りUP。最後に醤油とゴマ油、それにごまをふりかけて完成。
なんてことはない、残り物で作るこのチャーハンは、子が幼い頃から食べ慣れている、だが定期的にリクエストされるランチメニューだ。
試験前だからこそ、特別なことをする必要はないのかも。
かえって、こちらが力むことでそれが圧になることだってある。
そんな都合の良い風に、私は母として子との距離を保つ。
合格しますようにーと願いながらフライパンを振っていたことは、ここだけの話だけれど。
合格チャーハン
家族
