ADHD 事務職

シュレッダー 仕事
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 検索ワードですぐ引っ掛かる。
自分がADHDではないかと、常日頃、業務中のミスの多さから疑ってはいるのだけれど。
もしそうなら、今のパートは向いてない。
注意力散漫、単純作業は得意であってもミスなくが無理。それじゃあ得意とは言えないか。

 木佐貫さんから、契約書のコピーを頼まれた。
取引先と自社の社印が押されているので、カラーコピー。
PDFで部長の個人フォルダにも送信。
その流れは落ち着いてやれば私でも出来る仕事なのに、コピーが白黒。
ちゃんとカラー設定してなかった。
今度は横向きで印刷してしまって文字が切れてしまったり。
コピーすらまともに取れない自分に苛々するし、紙も無駄にしてしまう。
契約書なので、裏紙にすることも出来ないからシュレッダーにかけるしかないのだ。


「まだ?ちょっと使いたいんだけど。」


 モタモタしていたら、背後に男性社員がコピー待ちをしており、慌ててミスった用紙と原本を持ってシュレッダーへ。
今思えば、いったん自席に戻るべきだった。そこで仕分けてからシュレッダーをかければ良かったのに。
原本と成功したコピーを左手に、それ以外の失敗したコピーを右手に持っていたはずだった。
なのに、席に戻るとなんか違和感。原本とコピーの区別をつけようと付箋を手に、どちらが原本なのか分からない。まったく同じ気がするのだ。カラーの度合いもその紙質も。いや、まったく同じだ。それに気付いた瞬間、頭皮の毛穴からぶわっと汗が吹き出し、体中が熱くなり、顔面が真っ赤になった後で今度は真っ青になる。
だが、気付かないふりをし木佐貫さんに渡した。
クリアファイルに契約書原本とする用紙を。コピーしたものは付箋にコピーと書いたものを添付して。

「ありがとうございますー。」

 疑うことなく、契約書を受け取る彼女。その行方を見ぬまま退社した。

ーカラーコピーなので、老眼もあって、だから間違えたことに気付きませんでした・・・

ーえ?おかしいですね・・ちゃんとコピーしたはずなのに・・もしかして、原本の方をシュレッダーしてしまったのかもしれません!すみません!!


 ばれた時のシミュレーションを繰り返し過ぎて、眠れなかった。
心臓がずっとバクバクしている。
休みだが、職場から電話が掛かって来たらどうしようーだとか。
もうクビだーとか。
ならばれる前に辞めよう・・・だとか。

 この仕事、やっぱり向いてない。
なら、どの仕事が向いている?
働くということが向いてない?
働かなければ生きていけない。
じゃあ、生きていくことにー・・・?・・・
 



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