送別会欠席

バルーン 仕事
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 今週金曜の夜、部長の送別会をする連絡が来た。社内は勿論、全員参加の空気。
花山さんや黒川さんも出席なのだけれど、どうするか迷っているうちに出欠締切日。
結局、欠席することにした。そのことについて、誰かに責められた訳ではないけれど、いよいよこの社内で浮いた存在に成り下がってしまった。
欠席の理由は、いちいち聞かれてもないのに夫の自営での食事会とかぶってしまったと嘘をついた。

「部長の花束、私、手配しておきますよ~」

 花山さんが進んで手を挙げ、店の幹事は米田さんや木佐貫さん。黒川さんは特に何もしてなさそうだけれど、すっかり花山さんの妹分的存在なので、和気藹々といった感じで準備は進められているようだった。
私は彼女らのそういった業務外の、だが仕事のうちともいえる雑談に加わることも出来ず、そのうえ仕事も探さなくてはない状態の中で、透明人間のような存在に成り下がっていることを思い知る。
取引先に郵送する為の宛名住所に変更などないか、各企業のHPを確認したりして時間を潰した。

「お先に失礼します。」

 最低限の挨拶。彼女らが昼休憩になり、引き続きランチでその話題を続けようとしているところ、声を掛けるのが精一杯。

「お疲れ様でしたー」

 花山さんとは子の大学名を教えなかったことでまたぎくしゃくしているし、居場所がない。仕事が出来ないこと、社交性がないこと、そして午前3時間といった勤務が彼女らとの壁を作り、いまや固定化されている。
ー短時間パート 馴染めない 
そんなワードで検索するとずらっと私同様の悩みが出て来ることで、私だけじゃないと心の均衡を保つ。
仕方がない。早く新しい自分に合う職場を見付けなくては。

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