私はスポーツに疎いけれど、先日のバスケットボールのフィンランド戦には、胸が震えた。
たまたま点けていたテレビ、ぼーっとアイロンを掛けながら観ていたのだけれど、その接戦ぶりに目が離せなくなり、ついには勝利の瞬間、ガッツポーズまでしてしまうほど。
WBCやラグビー、それにサッカーもそうだけれど、にわかファンになってしまうのだ。
なでしこジャパンの試合については、仕事のことで頭がいっぱいなのと、観戦する気力すらなかった。
今回も、お盆休みが終わって仕事という現実のなか、観る気なんてなかったのに。
汗だくで走り、ぶつかり合い、ドリブルをする彼らを見ていたら、途中からはまるで願掛け。
彼らが勝ったら、私もきっと自分に勝てるーと。
日本不利だった試合から、後半になり、一気に流れが変わった。
すると、とんとん拍子にシュートが入り、選手達に何かが取り付いたかのように、神がかったプレイ。
きっとそれは、神様が云々とかではない、意識の問題なのかもしれない。
絶対勝つーという強い信念、勝てるかもーではなく、勝つ。
そんな不動の精神が彼らに勝利をもたらしたのだろう。
感動と勇気を貰い、もう少し頑張ろうと思った。
まだまだ暗闇の中、手探りで進む状態で、しかもちゃんと前に進めているのか後退しているのかすら分からないけれど。
今日も一日、不格好でも頑張る。
今夜の試合を励みに、私も頑張る。