化学反応

花火 仕事
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 応募したうちの2社より、面接の案内メールが来た。
エントリーした際の職歴に、先日退職した事務パートは入れず。
IT企業でのパートについては記載した。
これが功を成したのか、あんなに辛い思いをした数か月のパートだったけれど、こういう場では役に立つ。
頑張って良かったのだと、改めて思う。

メールで日程調整をし、来週頭に面接。
正直、最初の頃のような緊張感はあまりない。
面接慣れというやつだろうか。最初の一歩は気合を入れ過ぎて空回るけれど、何度もこなすうち慣れて来る。

面接を受ける企業のうち、ひとつ気になっているのがカウンタ―業務。
某カルチャーセンターの受付だ。簡単なPC操作があればOK。
コミュ障気味の私にとって、受付なんて勤まるのか不安はあるが、やってみたい気もしている。
定期的に訪れる、人とのコミュニケーション不足によるふれあいの渇望。
引きこもり体質の割に、誰かと話したい衝動に駆られるのだ。
距離感でいったら、あのご近所でおはぎをくれたおばあさんとか。
自分と同世代ではない、何の利害関係もない付き合い。
ちょっとした挨拶、他愛のない世間話。
そういうものを求めている。

 自分を変えたい。
そう思いながらも、この年まで来てしまった。
変わることは相当なエネルギーと勇気が要るけれど、どっこいしょと、これまで出会わなかった環境に自らを置くことによっての化学反応。
小さな火花はきっと、瞼を閉じても美しい残像となる。

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