「ママ、お金頂戴。」
私が家計管理を全面的にするーということを、夫が子に伝えてから、頻繁に私にお金を要求するようになった我が子。
これまでは、夫が服や友達との交際費、それに美容院代等直接渡したり、私から頼んで出して貰ったり。
トータルでの把握をしていなかったけれど、今月の子に掛かる出費を見て驚いた。
塾代を除き、子に今月掛かった費用は以下の通り。
今月は途中までは夫の管理だった。
*交際費(友達と休日遊んだりお茶や午前授業の時のランチ代など)ー3500円
*スイカ代(バス代や学校でのお茶代等)ー3000円
*服代(秋用の服が欲しいとワンセット)-10500円
*下着やヒートテック、靴下代ー4000円
*美容院代(カットのみ)ー5500円
これだけで、26500円だ。
それでもって、これに塾代や矯正代、今月から再開したピアノ代も掛かる。
あと、皮膚科にも通っているのでそのお金が月に3000円前後。
全部で60000円以上。
まさかこんなに掛かっていたとはー、子ども一人育てるのに2000万以上掛かると言うけれど、一人っ子ですらこんなにキツイのだから、複数子の親達はどれだけ稼ぎがあるのだろう。
子どもは贅沢品なんて聞くけれど、本当にその通り。
「何に使うの?来月まで待てない?」
「そろそろアウターが欲しい、制服に合うやつ。」
「え?持ってるのでいいじゃないの。」
「制服に合わないし、ちゃんとしたコートがいいんだって。」
「ちょっとそれは今度、保留ね。ママと買いに行くのでいい?来月あたり。」
「分かった。あとさ、ハンドクリームとか買いたいんだよ。手が荒れちゃって。あ、だから手袋も欲しいな。それとマフラーも。」
「ママのニベアがあるから、それ使ってよ。手袋もマフラーもあるものでいいでしょう?」
「嫌だよ。学校にも持ってくから自分用のがいるんだって。あと手袋とかも中学生の時のやつなんて使いたくないよ。好みも変わったし。それとさ、トリートメントももう無いから欲しい。」
子が使っているトリートメント、スプレータイプのそれはドラッグストアで売られているものだけれど、また値上がりして1000円程する。
年頃だし、それくらいーと思っていたのはまだ夫に家計管理を任せっきりだった時。
「で?取り敢えず今必要なものは?いくら欲しいの?」
「2000円くらい。ハンドクリームとトリートメントは絶対要る。」
仕方なく、2000円渡す。
「お釣り、ちゃんと返してよ。」
「パパの時はそんなこと言わなかったのに。」
夫が私にケチだったのは、子に言えなかった反動なのか。
改めて思うのは、家計を任されると逆に無駄遣い出来なくなるということ。
「あとさ、スマホの調子が悪いんだよね。」
「え?どこが?」
「充電がうまくいかない。減りが早くなって、学校にいる時にはもうやばい。」
子のスマホ画面を見ると、充電ランプはもう赤信号。10%未満。
なので、家では充電しながら使っていると言う。
「それが駄目になる原因なんじゃないの?充電しながら使うの良くないって聞いたことあるけど。」
「そうかもしれないけど、今そうしないと使えないんだもん。もう新しいの買った方がいいと思う。」
子は簡単に言うけれどー、スマホの買い替えに一体いくら掛かるのか。
これは特別費?いったいどこから出せば?
夫に来月から黒にするよう言われているのに早くもオーバー決定だ。
「ちょっとパパに相談してからね。」
結局、子ども費に振り回される。
突発的なあれこれも勿論のこと、女の子だからか物欲も酷い。
夫が幼い頃から甘やかした結果がこれだ。
しかし、バイトをさせないと決めた以上仕方がない。
私のパート代がすべて飛びそう。休んでる場合じゃない。