我が家の経済状況

風船
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「ママ、友達とディズニー行くからお金欲しい。」


 ここずっと、家計管理で頭を悩ませていたところ。
子は、相変わらずのお嬢さん気質。


「塾だってあるのに、駄目。」


「息抜きが必要なんだって。皆、行くんだから私だけ行かないって選択肢ありえないから。」


「じいじとかから貰ったお金ってないの?お年玉とかいくらか余ってるでしょう?」


「そんなの、もう無いよ。今度のお年玉、前借したいくらい。」


 子の交友関係について、何となくだが裕福な家庭の子が多いような気がしている。やたらと土日はお金の掛かりそうな遊び場に行っているようだし、身に付けているものもブランドものばかり。
さすがに同じ様には出来ないと夫も子に諭していたのを目にしたことがあるけれど、それでもそう言いながらポケットマネーを言われるがまま出していたのだ。


「パパの時は何とかしてくれてたよ。それでもまぁ足りなかったけど。」


「パパの時はね。ママになったんだからそこは諦めて!学生なんだから、遊び歩いている暇あったら勉強しなさい!」


「じゃあじいじに頼もうかな。」


「は?それはやめて!!」


 
 夫にこの件について相談すると、付き合いなんだからしょうがないと言い出した。
仕事でもない、付き合い・・



「友達みんなが行くっていうんだろ?なら、行かせてやればいいじゃないか。」


「それだと今月のやり繰りがきついんだって。」


「クリスマスプレゼントってことにしたらいい。」


 簡単に言うけれど、チケット代とフード代で1万円以上掛かりそう。それに、お土産代とかお揃いグッズだとかも買うだろう。
クリスマスプレゼントの予算は5000円で組んでいたのだ。1万円オーバー確定だ。



「じゃあ、お年玉も前借ってことで話す。」


「そうだな。そうしてくれ。」



 子に伝えると、不満げな顔をしたけれどそれ以上文句を口にすることはなかった。
なぜなら、軽くだけれど我が家が今経済的に大変だということ、大学に行くのならその資金を貯めなければ奨学金を借りることにもなると伝えたからだ。
夫のプライドもあるので、パパには内緒でーということにしているけれど、ショックだったのか、夕飯時は元気がなく食事も少し残した。
少しは効いてくれたら良いのだが。


 子どもに家庭の経済状況を包み隠さず伝えること。賛否両論、抵抗もあるけれど、砂のお城を立て直す為に致し方が無いことなのだ。





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隣の芝生
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