後始末

ゴミ袋 生活
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 ご配送された商品。
ようやくカスタマーセンターに繋がり、破棄してくれと指示された。
中身が中身だっただけにほっとしたし、だが中身が日用品的な誰でも使うものだったら勝手に届けてしまったかもしれなかった。
何はともあれ、なるべく関わりたくないお隣。余計な接触をせずに済んで良かった。


 これは生ごみで捨てて良いのものか?
子には見せられないしと、取り敢えずガムテでぐるぐる巻きにして物を隠す。
それから黒いゴミ袋に入れてゴミ捨て場へ行った。
なんだか悪いことをしているような、だが自分の私物ではないことに怒りをおぼえ、つい叩きつけるようにゴミ捨て場のコンテナに放り込んだ。

「はぁ~・・疲れた。」

 つい独り言まで。
くるっと振り返ると、

「おはようございます。」

 
 針金さん!?




 と一瞬ビビったが、そうではなく隣の棟の自治会の副会長だった。
警戒するような表情で私のことをジロリと見る。


「あ、おはようございます!!」


 慌てて走り去る。
今捨てたもの、まさか開けたりしないよね!?
ちょっと不安になりながらも、振り返る勇気は無かった。





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隣の芝生
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