コインランドリーカフェ

コインランドリー 生活
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 昨日から黄砂が酷い。
夫はアレルギー体質なので、花粉の時期は夫の洗濯物だけ室内干しにして対策を取って来た。
だが、さすがに有害物質を含んだ黄砂が舞う中での外干しは子や私にとってもよくない。
なので、家族全員分室内干しにしようと思い、狭い物置部屋で洗濯ものを干して除湿器のボタンを押したが反応がない。
もう何年も使って来た寿命なのか、とうとう壊れてしまった。
モノはいずれ壊れる。
分かってはいるけれど、必需品に限ってバッドタイミングで壊れる不思議。

コインランドリーカフェ

 夫と子を送り出し、洗濯と脱水までした衣類等を籠やゴミ袋に入れて自転車でコインランドリーへ向かった。
自転車で行けば10分程度のところにあるコインランドリー。
ここはカフェも併設されており、洗濯を待つ人々が珈琲を飲みながらスマホや読書をしているのを見掛けて気になっていた。
なので、面倒臭い反面楽しみでもあった。

 えいこらと自転車のペダルを漕いで、ようやくランドリーに到着。
しかしその人の多さに唖然とした。
朝一なのに、こんなにたくさんの人。主婦だけではなく男性も。
乾燥機はどこも使用中。

 カフェの席も半分以上埋まっている。
ただ、普通のカフェとは違い、その客の殆どが一人きり。
あくまで目的はコインランドリーなのだから、誰かと連れ立って来ることもないのだろう。 
 
 私はこういう雰囲気が大好きだ。
皆、それぞれが「一人時間」を満喫し、だが本当に一人ではないという空間。
周囲の目を気にせず、適度な緊張感。
それが心地良いのだ。
学生時代、図書館やマックでテスト勉強をして捗ったタイプの私には、うってつけの環境。

 ふらりと立ち寄り、自宅以外の空間に癒されたい。
常日頃、家族に纏わる雑務に追われる主婦だからこそ、家と切り離した自分に戻りたくなるのだ。






コインランドリーの費用

 100円で10分間なのだけれど、完全に乾燥させたければ30分は掛かる。
仕方がないので、空くのを待つことにした。
暇だったので、洗濯機の料金を見てみると、1人~3人家族程度だったら一番小さい5キロ~10キロで400円。
なので、洗濯から乾燥まで使うと600円~というところだろうか。
やはり、自宅で洗濯をした方が安い。

 ようやく乾燥機が空いたので、洗濯物を入れてコインを入れた。
ぐるぐる回る衣類やタオルがだんだんとふわふわになっていく過程が見れる。
なんだか、ぼーっと眺めてしまう。
予算は500円として持って来たのだけれど、この大型乾燥機だと300円も掛からずに済むかも。
ここ最近、我が子の件で物凄く疲れていたので、浮いた分を使って家計からになってしまうけれど、珈琲を買った。
ランドリーはレシートが出ないので、家計に計上する際、適当に出来るメリットがある。



コインランドリーのバイト

 ランドリーには、私と同世代の主婦が忙しくあちこち動き回っていた。
それは今日に限ってのことで、通常運転ではないのかも。
花粉や黄砂の影響がない平日は、きっと楽なバイトなのではないか?
はたきのようなものと雑巾を持ち、洗濯機や乾燥機の交代のタイミングで軽く掃除をする。
また、かごを除菌したり元の位置に戻したり。
それから声掛け。

「いらっしゃいませ~ありがとうございます~」

 これなら私にも出来るかも。
接客という感じでもないし、基本は一人勤務っぽい。
何かトラブルがあった時はその対応が大変そうではあるけれど、環境的には私に合いそう。
惣菜や工場パートのように、何人ものー特に女性とチームになって働くことは精神的に堪えたし、もうそのような仕事はしたくないので、それは魅力的な仕事に思えた。

「ちょっと、これどうやるの?」

 腰の曲がったお婆さんが女性に声を掛ける。
女性はにこやかに対応している。

「なるほどね、今の機械はすごいね~ありがとうね。」

 ふと、おはぎをくれた近所のお婆さんを思い出した。
しばらく会っていないけれど元気にしているだろうか?

 適度な会話と動き、それに基本は個人プレイ。やっぱりこんな仕事が希望。
早速、ネットでランドリーのバイトの求人を探すけれど、私の住む近所では残念ながら募集していなかった。
また、他の地域で募集していたバイトの条件を見てみたら、週2~3日の午前2時間のみの募集が多い。
この条件だと、ダブルワークや子どもが幼稚園のママさんからの応募が殺到しそうだ。いずれ扶養外も考えている私には、生温い条件に思えた。


ふわふわのタオルに癒される

 結局300円使って乾かした。
洗濯ものを取り出すと、ふわふわで暖かなタオルに癒される。
当たり前だけれど、そのすべてを出してかごに入れたら軽い。
脱水までして持って来たのにどれだけ水を含んでいたのか。
乾燥機の威力ー通常家で干すと、なんだかタオルが固い気がする。それが乾燥機を使うだけでまるで柔軟剤のCMで見るようなふわふわタオル。
あー、やっぱり自宅に乾燥機付き洗濯機があればなと思ってしまう。
 

バリキャリ主婦の必須アイテム

 乾燥機付きドラム式洗濯機の価格は20万円~
我が家が現在使用しているただの洗濯機は5万円だったので、4倍以上の価格。
更に、便利なオプションが付けば、30万、40万円と価格は上がる。
専業主婦の分際でーと思ってしまう。
こういう最新機器を使える主婦は、夫並みにバリバリ稼いで、あくまでも「時間を買う」感覚が当たり前の生活圏で生きている者だろう。
ただ、電気代や水道代が圧倒的に安くなるという話も聞くし、ランニングコストを考慮すれば、高いばかりの買い物でもなさそうだ。



洗濯の時間はカフェタイム

 たった30分ちょっとのカフェタイム。
併設されたカフェは、店員がおりちょっとした軽食も提供していたけれど。
カフェでオーダーすれば350円~飲み物だけでも掛かってしまう。
なので私は、ランドリ―内にあった自販機で珈琲を購入した。
それでも、自由にカフェ内のテーブルや椅子を使用出来るので有難い。
こういう時間が必要だった。
贅沢な、自宅以外でお茶する時間。
こんな時間が過ごせるのなら、もうちょっと黄砂が続いても良いかもーなんて思ったり。


 大いにリフレッシュ出来た時間。
さて、午後も主婦業を頑張ろう。





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