ようやく週末。長かった今週。当面は午前中パート。
そんな短時間パートとしての復帰なのに、楽になるどころかますます気が重い。
何故なら、3時間働く為に、準備の時間や通勤時間に2時間は掛かるし、仕事も中途半端で全然終わっていないのに退社するのが罪悪感。
中山さんの視線も怖い。
「お先に失礼します。」
途中だけれど昼になったのでPCをシャットダウンしようとしたら、
「僕が頼んだ作業は終わったんですか?」
イラっとした感じで聞かれたので、続きは次の出社の時にやると伝えたら、
「それくらいはちゃんと報告してから帰ってもらえますか?こっちも把握しておかないと困るんで。」
ごもっとものこと。だが、言い方。言い方がキツイ。
小川さんは本当に優しかった。
やっぱり彼の元で働くのはきついし辞めたい気持ちが膨らむ。
パワハラとまではいかないけれど、必要以上に委縮してしまうようになってしまった。
作業中も、隣で中山さんが伸びをするようにしながら私のPC画面を覗き込んでいるのが分かる。
私がさぼっているとでも思っているのか?監視されているようで落ち着かないし緊張する。
たった3時間の為なのに、心労は夕方まで働いていた時と変わらない。
天気も悪いので、今日は電車での通勤。交通費が出ない分、キツイし損した気分。
自宅に戻ってソファーでぐったり。気付くと寝ていた。
なんだか無性に人と会話をしたくなり、ラインの友達リストを開ける。
だが、いざとなると誰もいない。引っ越し前のママ友が過ったけれど、なんとなく疎遠。
ふと、中高時代の唯一の友人、かおりにラインをしてみた。
最後のやりとりがもう数年前だ。そういえば、長らく連絡を取り合っていない。コロナ禍になってからか。
元気にしてるかな?
あまりにも久々のラインなので、書いたら消して、また書いてとなかなかメッセージが続かない。
なんだか面倒になり、
ー元気?久しぶりに会わない?
私らしくないけれど、ストレートに誘ってみた。
それくらい、私は今、無性に誰かに話を聞いて欲しいのだ。