注意力散漫

アイロン 生活
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 「おいおい!これなんだ!ずっと点けっぱなしだったのかよ!?」


 帰宅した夫が居間から大きな声を出す。
何事かと思い掛けよると、アイロンが点けっぱなしだった。
真っ青になり、

「さっき花子のシャツをアイロンしようとしてて。温めているうちに他の用事思い出して。」


 実際は、もっと前。
夫には言えないけれど、仕事から帰宅して小休憩した後にスイッチを入れた気がするからー
7時間以上、スイッチを入れたままだった。
恐ろしい。まだ出掛けていなかったから良かったものの、買い物に出たり、それこそ近くに燃えそうなものでもあったらボヤでも起きていたかもしれない。

 こういうことが他にもある。
最近で言えば、仕事帰りの自転車。
エントランスの自転車置き場に置いてから、家の中に入ろうとして手に何も持っていないことに気付く。
鞄が無い。
無い、無いと焦って、自転車の籠に入れ忘れていたことに気付く。
幸い、鞄はそのままだったから良かったけれど、もし誰かに取られていたらと思うと恐ろしい。
鞄の中には、財布だけではなく、鍵やスマホなど貴重品すべてが入っていたから。



疲れているのだろう。
集中力が切れている。
そんな中、弟から携帯に着信があったけれど、スルーしてしまう。
今は無理。ちょっとそっとしておいて。
本気で何かあれば、何度でも掛けて来るだろう。


 

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