義父が倒れた。
即、入院。義母が脳梗塞で倒れ、看病しつつ家のことをし、次いで三女が鬱になり。
ここ数年、バタバタと大変な中で頑張って来て、勿論、近くに住む娘達の助けはあったのだろうけれど、気が張っていたこともあり何とか日々やって来た。
しかし、ここ最近では体の不調を訴えることが増え、ギリギリの状態だったのだろう。ついに倒れたのだ。
長女も次女も慌てふためき、すぐ長男である夫に連絡。私も仕事中、電話があり、早退させてもらった。今週は事務の方も両方休むことにした。パートだからこその権利だ。
夫は、兄弟だけのグループラインでやり取りをしていたが、その表情は、義母の脳梗塞の時と同様、切羽詰まったようであり焦っていた。だが、まだ生死にかかわる状況ではなさそうだ。
義父が倒れたのがブラジル戦の翌日のこと。なのでサッカー観戦で職場に泊まっていた夫は、いったん我が家に戻りシャワーを浴び、数日分の着替えを持って義実家へと向かった。
私までパートを休むことはなかったかも・・と、思ったけれど、職場での今後について考える時間が与えられたのだと思い直すことにした。
そんな折り、実母から電話が来た。義父が倒れたことを伝えると、心配よりも先に、義母のことを責め立てた。
「そりゃあ倒れるわよ。だって、旦那の体のことなんて心配してる訳でもないでしょ。好き勝手にやって、健康管理なんかだってしてないんだろうから。」
以前ぽろっと、義母のリハビリはどんな感じか聞かれた時、とても良くなっており近所の友達とお茶やランチも頻繁にするようになったことを伝えた時、苛々していたことを思い出した。
呑気な人ね!とも言っていた。あれは確かー、義父の体調が悪く、入院騒ぎになった時だっけ。自分の看病はつきっきりでしてもらい、だが逆の立場になった途端、娘や嫁に通院の付き添いなんかを任せきりで自分は楽しくやっている、そう勘違いしているのだろう。実際、付き添い出来る程にまだ動けるわけではなく、口は元気に動いていても体は不自由だったのだ。
「引きこもりの娘は何もやらないの?家に女が2人もいて、誰も見てあげてないんだから可哀想な人ね。あんたはあんまり首突っ込まない方がいいわよ。そういうのは実娘がやればいいの!やったって文句言われるんだろうからやらないで文句言われた方がよほどいいわ。私なんて、男2人の世話、うんざりするくらいやってるのに、我儘な人なのよ。」
なぜ、こんなにカッカしているのか。
母の地雷は一体なんだ?
義父が倒れたーそれを聞いて、ノーマルの回答は「大丈夫?心配だね。」だろう。
なのにうちの母は、おかしい。
まったく接触もしていない、むしろ赤の他人なのに、ただ娘の義理の親というだけなのに、なんでこうも敵対心を持つのだろうか。
私が要らない情報を彼女に与えた結果だろうか。
だとしたら、私もおかしいのだろうか。
怖すぎるし、こんな母に嫌悪感を抱く。
そしてふと思い出した。N恵親子と行く約束をしていた墓参りランチの件。
もしかしたら、その日程を決めようと電話をして来たのかもしれない。
義父が倒れたことでそれどころではない空気に触れ、思うようにことが進まないことも母のイライラを加速させたのかもしれない。気付いたが、気付かないふりでこのまましばらくはスルーするつもりだ。
