PTAからPTOへ

教室 わたし
スポンサーリンク

 今年度最後の会議が終わった。
学校に早目に到着。
印刷にやはり戸惑った。リソの使い方がよく分からず、実は用紙を何枚も無駄にしてしまった。
本部の人達が印刷室に来て、助けを求めたら快く手伝ってくれて、やはり本部役員をやるだけあって人間が出来ているーと妙に感心してしまった。

 印刷が終わりホチキス留めなどをしていると、ラインでやり合った彼女が来た。
ネームを首から下げているのと見覚えが何となくあったので彼女だと分かったが、それが無ければ声を掛けるのも躊躇ってしまう。
一度会ったくらいでは何となくしか人の顔は覚えられないものだ。

「あ、手伝いますよ。」

 どうでもいいホチキス留めだけ手伝ってくれた。
だが、険悪モードになるよりマシだったのでほっとした。

会が始まり、私達担当の議題になったので、彼女が司会進行を始めた。
どうやら本部役員らとママ友繋がりなのか仲良しのようで、会は和やかに進んだ。
校長や教頭などのお偉い教員やPTA本部交えての会議。いつもの定例会議より人数も多く、緊張する。

「それでは、各委員から最後に一言お願いします。」

 え・・聞いてないんだけど。
こんなに大人数で?と、一瞬体が硬直したが、一言は委員長だけに求められて私達平の委員は黙って聞いていればいいだけ。良かった。

 こういう場で、こうもスラスラ言葉が出て来る人達はすごい。
予め練習しているのか、そうでなくても、緊張が表に出ないのだから、やはり長をするだけのことはあるのだろう。
ユーモアを交えながら、そして最後は真面目に締める。
最後の委員長が、PTAからPTOに変えていけたらという提案をしていた。
PTOとはなんぞや?と思ったが、どうやらアメリカの学校が発足したボランティア団体で、各学校それぞれ自分達で運営するもの。
加入は任意で、ボランティア色が強い。最近では日本でもPTAを廃止する学校が出て来たけれど、廃止の流れになる程の負担を強いられるそれとは違い、もっと気楽でやれる時にやれる人が助け合うーそんな団体だ。
確かに、日本のPTAは負担が大きい。役員にならなければその恩恵を受けるだけでいいけれど、クジなんかで当たってしまえば最悪。今回だって、入学式で突然クジ引きだなんて強制にほかならない。
彼女の提案に、大きく頷いてしまった。

 何はともあれ、今年度は終わり。
来年度もまだ引き続き役員の仕事は続くけれど、少しだけ肩の荷が降りた。


スポンサーリンク
わたし
スポンサーリンク
シェアする
隣の芝生
タイトルとURLをコピーしました