スキマバイト

　また、お祈りメール。
例のブラック企業からはお呼びでなかった。採用されたら辞退しようと意気込んでいた馬鹿な私。
なんて厚かましいヤツ。

　テレビで、単発バイトで稼ぐ主婦の特集を観た。
達人ーというだけあって、スキマバイトと言いつつまるで本業の稼ぎ。
この間もポイ活の達人を特集で観たけれど、ポイントで家や車を買って、書籍まで出す辺りはもうある意味ライフスタイルが本業となっている。
こういう情報は、いち早く飛び付いた者が制する。
番組を観て、じゃあ私も始めてみようかーと手を付けるけれど、時すでに遅し。
その需要は既に供給を下回る。


それでも専用サイトの登録をし、検索を掛けてみる。
試しに応募ーと、興味ある単発バイトに目が行くけれど、「学生さん大歓迎！」だとか「20代～30代の方が多い職場です♪」など、年齢で弾かれる。
時給も高いし経験あるしーと清掃のバイトに応募しようとしたが、あっという間に募集締め切り。
思ったより競争率が高い。
なんだか探している時間で一日が終了してしまいそう。
仕事が決まるまでの稼ぎーと思いながら働いたところで、本業探しや面接を受ける集中力が削がれそう。
大人しく、パート探しに専念しよう。
取り敢えず、また明日は面接が控えている。