最近、自分のことに頭が一杯で我が子のことに目がいかなかった事実。
お金の催促をされ、またかという気持ちと憤り。
学生の本業は勉強ではないか。
しかももうすぐ期末テストもあるというのに、全然勉強をしていない様子。
子がテストが終わったら美容院へ行きたいと言い出した。
ただのカットかと思いきや、学校のイベントに参加する為にカラーをしたいと言う。
現在はまだ黒髪で、アイロンで巻いたりと色気付いているものの、バージンヘアの我が子。
ついにカラーか・・と思ったら、イベントが終われば黒髪に戻すと言うのだ。
そして、イベント当日にはヘアメイクをしにまた美容院へ行きたいと。
「で、どれくらい掛かるの?」
「2万円くらい?かな、ちょっとオーバーするかもしれないしわかんないけど。」
「あのね、どうせまた戻すなら、市販の毛染めでいいんじゃないの?洗ったら落ちるやつあるじゃない。」
「え。そんなんダサいし。それに、変だよ。いかにもって感じでさ。」
「勉強だって、してる?もうすぐ期末だけど、夏から塾に行くにしてもこのままだとー」
「あ、はいはい分かりました。もういいよ、パパに頼むから。」
プイっと自室へ行ってしまった。
夜、夫が帰宅するとすぐさまこの件についておねだりをしていた。
さすがに夫も渋い顔をした。
しかし子に甘い夫は、妥協点として小遣いから月々天引きという形でおさめたようだった。
もう一つ、子が寝室にスマホを持って行く癖がついた。
そもそもスマホを持ち出した当初からの約束で、就寝時はリビングにスマホを置くーとしていたのだが、いつの間に。
その点について注意したら、
「でも、夜遅くに結構知らないとって情報が入って来るんだよ。」
「でも、毎朝起きるの遅いしギリギリじゃないの。」
「んー、でも遅刻して来る子たくさんいるし大丈夫だよ。」
「え?まさか遅刻してるの?」
「え、さすがに毎日じゃないって。時々だよ、ほんとに時々。」
「時々でもしてるの?ちょっとー、嘘でしょう!?」
そこからの会話は、私が沸点を越えた為よく覚えていないけれど、とにかく腹が立って仕方が無かった。
私も子に注意を向けていなかった反省点はあるけれど、高校生にもなり信用していたのだ。
それが、こんなことに・・
ふと、来週から入社することで更に子の風紀の乱れに拍車がかかるのではないかと不安になる。
私は不器用だ。あれもこれもスマートにこなすことが出来ない。
ようやく手に入れた仕事。
しかし、それに集中する余り、家庭のことが疎かになってしまいそうで怖い。