言語理解能力

紙くず 仕事
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 事務パートでまたやらかしたかもしれない。
私は、圧倒的に人より言語理解能力が低いのだと思う。
説明を受けても、すんなり頭に入って来ない。いくらかみ砕いて説明されてもだ。最中は頭がなぜかぼーっとするし、他のことを考えてしまったりする。
私と黒川さんに、米田さんがばーっと作業工程の説明をしたのだけれど、一生懸命メモを取りつつ米田さんのネイルデザインに目が行き、ブレスレットに目が行き、あれはどこのブランドのものだろう?なんて余計なことを考えているうちに説明は終わった。
一応、理解はせずとも耳で聞いたことをそのままメモに取ったので、後から見返せば何とかなるかなと思っていた。
黒川さんはメモも取らず、ふんふんっといった感じで頭にインプットしていたようだ。
一人になって、自分で取ったメモを読み直すけれど、これでいいのか悪いのか。いや、大丈夫だと取り敢えず取り掛かる。
午後になり、次から次へと同じ作業が回って来る。途中、あれ?なんかおかしいと数字がどうしても合わないことに気付く。おそるおそる米田さんが席を立ったのを見計らい、黒川さんに聞く。彼女も作業に追われているので私に説明する時間も勿体ない風だから、一度で理解しなくてはならない。

「そこからマイナスするんじゃなくて、ここ。この金額からですよ。で、ほら。ここと一致します。」

 頭がパニック。全然違った?
私が作業していた一部を見て貰う。やっぱり私の認識違い。これまでやっていた作業のやり直し。定時まで間に合わない・・
時計の針が16時半を回ったところで、頭がぼーっとしてきた。無理だ無理。間に合わない。でも出来るところまではやらないと。そう思うのに、書類の数字が頭に入って来ない。PC画面の操作もうまく出来ない。パニック症状に陥る。
あー!もう無理。どうにでもなれ。見直しをせずに感覚で一気に処理した。本来は、一件ずつ確認しないとならないのかもしれないが、無理。定時15分前に黒川さんは作業を終え、米田さんに報告。そのまま私を気にすることなくトイレか喫煙所へ行ってしまった。
定時ぴったりに彼女は席に戻り、颯爽と退社した。

「お先でーす。」

 私は無駄に残業していると米田さんから怖い顔で睨まれるので、ぎりぎり残業代がつかない14分に退社。これなら米田さんも部長も文句はないだろうと。確認もせず、もうどうにでもなれの気持ちでやっても定時オーバー。
次の出勤が怖い。



 

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