子の気になっている大学のオープンキャンパスに行って来た。
志望校ではないが、総合型で併願可なので気になっているところだと言う。
受付では、学生ボランティアだろうか?若い男女が学校のロゴが入ったトートバッグを手渡してくれた。中には、学校案内とペットポトルの水。無料で貰えてなんだか嬉しい。
事前にスマホから子が申込をしていたことで、すんなりと学内に入ることが出来た。
子が予約をしていた授業に私も潜入する。
短大時代を思い出す。こんな大きな講堂で、教授の授業を受けていたっけ。
地味で詰まらない学生時代だったので、その場限りの友達とは卒業と共に疎遠。今はどうしているのかすら分からない。
4大の憧れを捨てきれず、仮面浪人でもしようかと思ったけれど、結局そこまでの気力も根性も無い私は淡々とその2年間を過ごし、卒業し、そして非正規でお茶汲みをするだけにとどまったのだけれど。
配布された授業のプリントは、恐らく、まだ専門知識のない高校生達が少しでも興味を持つような内容で、馬鹿な私にも何となくだが授業の内容は頭に入り、ちょっと楽しい気持ちも芽生えた。
一瞬、自分が大学生になれたような、タイムトリップした感覚に高揚感をおぼえる。
隣に座る我が子も、真剣に教授の話に耳を傾けていた。
2つ程の授業を受け、校内を周り、それからお楽しみの学食へ。
やはり、大学ともなると規模が違う。
この大学の学食は、まるで映画に出て来そうなシチュエーション。洋風な建物で中に入ると暗めの照明が雰囲気があって素敵。
私が通っていた短大の学食とは違い、男子学生もいるからか。がっつり揚げ物やボリュームのあるメニューも多く、アメフト?のユニフォームを着たごつい男の子達が何かのフライ定食に山盛りご飯をかきこんでいる姿も見えた。
子はタコライス、私は一番安いカレーライスを食べた。300円台で食べられるなんて、コンビニよりも断然安くお得。
子の模試の結果で、この大学はDランク。
正直、一般だと厳しいのだが。総合型だとその評定から受けることは可能。
親の勝手だが、この大学に通ってくれたらいいなぁと思ってしまうくらい私には魅力的なところに思えた。
これで子のオープンキャンパス通いもおしまい。
時間は止まってくれない。進むのみだ。