N恵から、今度ランチに行く店の候補であるURLが送られて来た。
フレンチの店で、いわゆる高級店。
店探しを任せた手前、文句など付けられない。予算的にちょっと気が重いけれど、OKした。
だが、少ししてこんなラインが。
ー折角だし、コース頼まない?一度、この店のコース頼んでみたかったんだよね。ママ友とはよく行くんだけど、ランチセットしか頼んだことなくって。
ランチセットだと、3000円~5000円。これでも高いと思っていたのに、コースだと8000円??
ちなみに、前菜盛り合わせやサラダ、スープにメインが肉と魚の二種。デザートとドリンクも付いている。店の口コミでは、値段相応、大満足◎といったコメントばかり。
返事に戸惑っていると、矢継ぎ早にラインが。
ーどうせなら一緒にコース頼みたいなって思って。Aコースなんだけど、どう?
一番高いAコースが一万円。内容は、前菜が二種類でメインは8000円コースと同じく肉と魚の二種。デザートの他に焼き菓子も付いており、パンがお代わり自由。それでもって、シャンパンやワイン等、好きなアルコール1杯も付いている。
またまた返事が出来ずにいると、
ー予算、厳しい?なんなら奢るよ!どうしてもここのコース頼みたくて。だから、付き合って〜
ーえ、悪いよ。さすがにそれは・・
ーいいよ、お祝いってことで!花子の合格祝いでさ。
太っ腹というか、なんかすごい。
だが、従姉妹だからといって甘える訳にはいかない。
ーでも、私は3000円のランチにするから、N恵はコースにすればいいよ。
ーえ~それは嫌だ。お願い!株で儲けてるから大丈夫!ここは私に奢らせて!
どちらも引かないまま、取り敢えず席だけ予約という形で何となくラインは途切れた。
さすがに1万円のおごりはないだろう。正直、借りを作るようで楽しいランチもそうでなくなってしまう。3000円だって惜しい。今、金銭的に余裕がないのでファミレスでいいくらい。だがそんなことを言ったら、すぐにN恵から実母に伝わり、また実母が夫に対して「甲斐性の無い男」だと憤慨しまくるだろう。
楽しみにしていたランチだが、もやもやしてしまう。
同じ金銭感覚の従姉妹だったら良かった。

