夫のモラハラチェック

チェックリスト
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 「今日は何するの?面接とか行くの?」


 夫は以前より私に対しての関心は薄れたようにみえるが、気分によって干渉してくるところがある。
これは異常なのかもしれないが、スマホにはGPS機能が付けられているし、突然チェックされることがある。
 まだ結婚前は浮かれていたところがあり、愛されている証拠なのだと肯定的に夫の行動を受け取っていたのだけれど。
結婚し、子を産んでからは正直うんざり。
だが拒否すれば、「何かやましいことがあるのでは?」と勘ぐられるのだ。



その日の行動チェック

 夫には毎朝、本日の予定を報告している。
これは、結婚してからずっと。
夫の言い分としては、もしどこかで事故にあったりなんらかのトラブルに巻き込まれた時、夫が妻の居場所を知らないというのはおかしいからだそうだ。
なんだか行動を監視されているようだしやめて欲しいのが本音だけれど、私の携帯代は夫が家族割で支払っているので無下にできない。

 私の毎日なんて、変わり映えがない。
今は、パート探しをしている為に殆ど自宅にいる。
たまの外出は、病院くらい。
パートも面接まで辿り着けば、新宿や渋谷方面に出ることもあるけれど、そうでない場合は自宅から3キロ圏内をうろうろしているくらいで。
PTAの仕事も、主に土曜集まりが多いので平日はラインでやり取りするくらい。
ママ友のランチなんてある訳ないし、そもそもご近所でちょっとお茶をーなんて行き来する知人も皆無。
子どもが小学生くらいだった頃はまだ、習い事の付き添いだったり歯医者や病院、それに公園の送迎なんかもあったのだが。
今は、本当に暇だ。
あまりにも予定が無いから、昨日は買い物に行くのに雨だというのにスーパーを3件もはしごした。
GPSチェックをしている夫に対しての大義名分といったところだ。

 夫が自営の手伝いをするよう言い出したのも、私の毎日がパートを辞めてから堕落しているように見えたからだろう。

スマホチェック

 夫が、何も言わずに私のスマホを手に取ることがある。
それは不意打ちなので、私としては、常にいつ見られても良い状態にと神経を尖らせている。
見られたくない履歴やラインのやり取りー特に、従姉妹やかおりに送った夫に対しての愚痴などは消去。
それでも、私だって人間。その履歴削除を忘れることもある。
そんな時に限って、夫は私のスマホに手を伸ばすのだ。

 機会に疎い私。
なので、スマホのバージョンアップだとかなんとかよく分からないことを言われれば従うしかない。
夫は、GPSのチェックはするが、ラインについては表立ってのチェックはしない。
いくら嫁にでも、女々しい男だと思われたくはないのだろう。
表向きは「スマホのメンテナンス」なのだ。
そもそも私には当初ガラケーしか与えられていなかった。
しかし、そのガラケーでの費用メリットが感じられなくなったタイミングで、子にスマホを持たせた頃から私にもスマホを持たせてくれ、ラインのアプリも入れてくれた。

「学校とか色々、親同士の付き合いとかでラインは必須だろ。」

 そんなママ友付き合いなんてないのだが、それでも最初は夫の気遣いなのかなーなんて素直にその言葉を受け取った。
それまではPCからのライン活用だった為、自宅でしかメッセージの確認が出来ないことで何かとタイムラグが生じて面倒だったからだ。

 

遊びという嘘が付けない

 ちょっと気晴らしにショッピングーだとかお茶だとか、主婦にも遊びが必要だと思うのだけれど、常に夫にその居場所を特定されているかもしれないと思うと、気が抜けない。
なので、買い物ついでにーだとか、子どもの用事ついでにーと、何かと主婦の仕事「ついで」を装って自分の好きなことをするようになった。
結婚前は、携帯チェックをする彼のことを話すと、同僚や友達には「やめておけ」と言われたのだけれど。
あの時の私はとにかく実家から逃げたかったし、夫と結婚できなければこのまま一生独身だろうという焦りがあった。
髪型一つにしても、勝手に美容院に行けば怒られていたことが異常なことだったなんて、あの頃は気付く余裕が無かったのだ。

家族への干渉に対して自分は秘密主義

 夫の干渉は、高校生になった子に対しても増えつつある。
今はまだ、年頃の娘を心配する父親ーというどこにでもよくある光景なのかもしれないけれど。
帰宅部になり、帰りが少し遅くなるだけで「男が出来たんじゃないか?」と私に探るよう仕向けるのだ。

「母親なんだから、娘の行動くらいもっとしっかり把握しろよ。どの店に行って誰と遊んだとか。スマホだって、時々チェックするくらいじゃないと。」

 夫は、なぜか子のスマホのチェックまではしない。したら完全に嫌われると思っている。
拒絶されるのが怖いのだ。
だから、私にその役をやらせようとする。
だが、私だってそんな役は御免だ。
中学までは、義務教育だったし心配が色々あったから少し確認することもあったけれど。
もう高校生なのだ。
いくら親子であってもズカズカ子どものプライバシーに足を踏み入れるのは違う気がする。
しかし夫はそれを「放任」だと言う。

 「あんたは結局面倒なんだろう?母親としての母性がちょっと欠けてるんじゃないのか?普通、もっと子どものことを心配したり気にしたりするもんだろう?なんていうか、淡泊なんだよな。他人事って感じなんだよ。」

ーどの口が・・

 反発したい気持ちをぐっと抑え、耐える。
言ったところで、私の想いなんて夫にひとつも伝わらないだろうから。
夫はすべて自分の手中に収めたいだけなのだ。
だが自分は自由でいたい。
私は夫のスマホの暗証番号も知らなければ、貯金がどれくらいあるのか、また今の事業の経営状況だって知らされていない。
収益だって分からない。
黒なのか赤なのかー

教えて欲しい素振りを見せれば、
「どうせあんたに何を言っても分からないだろう」
とせせら笑われるのが関の山なのだ。


見られてもOKな履歴

 夫がいつ私のスマホを見てもいいように、履歴は見られてもOKなものにしている日々は何かと面倒臭い。
ラインは滅多に来ないけれど、実家から来た時は削除。
母や従姉妹から電話が来た時も、その履歴は削除。
流石に何の履歴もないのはかえって怪しまれるので、無害なメッセージは残す。
そうすれば、必然的にトップに来るのは子や夫からのライン、PTAや無料登録アプリや企業からのライン等。
情報を管理されるということ、これはれっきとした「モラハラ」に値するのではないだろうか。


モラハラチェックリスト

 以前からのブログを読んで下さる方々から、今も時折だがコメントをいただく。
その多くは、私の夫に対しての怒り。
モラハラ案件だから、離婚に向けて準備した方が良いというアドバイス。
勿論、自分でも気付いている。
こっそりネット上のモラハラチェックを夫に当て嵌めてやってみたら、モラハラ度90%以上と出る事実。
そもそもそんなチェックをすること自体、十分、夫の言動に「モラハラ」を感じ窮屈な思いをしているのだが。



*異常にプライドが高い
*生活費を渡すことを嫌がる
*妻が出来ないことをバカにする
*思い通りにならないと、舌打ちやため息
*食事が気に入らないと、別のもの(カップ麺やコンビニ飯)を食べる
*レシートチェック
*スマホチェックや行動範囲の過干渉
*自分の価値観がすべてで人の意見を聞かない
*金の管理は妻に任せず、貯金額も教えない



 ざっとこんな感じだけれど、もっと項目はたくさんあって、夫に当て嵌るものが多い。
離婚の準備は、まず自立すること。
夫がモラハラ気質なのは、少なくとも私にも原因がある。
言われやすいのだ。
「こいつなら逆らえない」という手の内の中の都合の良い嫁。
経済的に自立出来ていない、それに気が弱くおどおどとしている。
頭が悪く、社会的にも通用しない。
俺がいなければ生活出来ない。
養ってやってるのだから、嫁は夫に従うべきだ。
夫は私をそんな風に見ている。
これまでも、これからも。

だから、そんな夫が持つ理想の嫁像から私は逃れなくてはならない。
夫にとって都合の悪い嫁になる準備を水面下で着々としていくのだ。




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