来週は、実家へ行く予定。
年末年始は子の受験を理由に行かずに済んだ。
だが年明け早々、母からわざわざラインが来たことで、やはり行くべきだったのかと悩みに悩んで、遅ればせながら顔を出すことに決めたのだ。
行けば、更に憂鬱になるのは分かり切っている。
愚痴とあそこが痛いここが痛いのオンパレードに加え、婿である私の夫についての不満をぐちぐち言い続ける。それだけに飽き足らず、いつものようにN恵の夫と比較する。今回のラインも、なぜかN恵家族と伯母の温泉旅行の写真が転送されて来たのだ。
ーお姉さん、N恵達に誘われて温泉に行ったみたいよ。婿さんが本当に優しくてね、去年は体調も良くなかったもんだからって、体にいい温泉探してくれたって。
ーそうなんだ、良かったね。
こう返すしかなく、母の不満を宥めるように顔を出す約束をしたのだった。
N恵の婿アゲは年々酷くなり、それと同時に自分の婿サゲ。
だがそれは伯母だって婿に優しく接して来たこともあるし、また伯母は孫の面倒を見たりと何かとN恵家族の為に動いて来た結果からだ。そういうものをすっ飛ばし、良いところだけに目を付け、羨ましがり、それだけに飽き足らずそうならなかった自分ではない周囲に怒りの矛先を向ける。それが夫であり娘である私なのだけれど。
まるでノルマのように実家へ行く自分。
その日が近付くにつれ、気が重くなり、酷いと動悸と冷や汗まで。前日は眠れない。
遥か昔、同じ屋根の下で暮らしていたことが嘘のように思う。

