オンとオフ

時計 仕事
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 創業パーティーが近付いている。
大きな会場で式典のようなものをした後、別会場での立食パーティーという流れらしい。
私は一応出席と返事をしてしまったのだけれど、今になって猛烈に後悔している。
なぜなら、派遣さんは「欠席」だからだ。
忘年会は出席だった彼女、あの日は出勤だったからなのかもしれない。
パーティーの日、彼女は休みだ。
休みはしっかり休みとして取得する、その割り切りがきちんと出来る彼女はやはり有能な人材なのだろう。
オンとオフの切り替え。休日にもたった週数回時短パートのことばかり考えてしまう私。
今日だって休みなのに、夫と子が出てからもロクに家事に手を付けず、憂鬱な先の予定に気を揉んでいる。

立食だしー、私が欠席したとしても痛手はないはず。
キャンセルしようかどうしようか、ぐちぐち悩む自分に嫌気がさす。
そんな時、PTAのライングループが騒がしくなった。
すっかり蚊帳の外になってしまったこのグループライン。働いてない時だったら、こちらのことに気を揉んでいただろう。
うまく分散出来ない、両立出来ない。
自営の手伝いも、今日は体調が悪いと嘘を付いて断ってしまった。

家事育児、パート、自営の仕事、それにPTAや地域のこと。
無自覚な二重人格だったら。
外では「オン」家では「オフ」にスイッチ一つで切り替えられたら。
毎日を完璧にこなすには、私が5人いるよりも、私と正反対の性質を持つ人間一人がいればいい。



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