退職の朝

仕事
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工場パート退職の朝。
清々しいというより、どんよりとした気持ち。
さて、ここを辞めたらどうするか問題。子の受験も終わり、再び自分の身の振り方を考えなくてはならないのだ。
夫からも、もっと時給が高く、効率が良く、そして融通が利くところを選べと言われている。
そうでなければ正社員を探せと。
パートを選ぶのなら、その権利を使えなければ意味が無いと。
持病が悪化するような仕事を選ぶなとも。治療費がパート代を越えたら意味がないとも。

なんだか八方塞がりなのだ。
私だってそんなことは分かっている。
けれど、一番理解して欲しいパートナーにそんな風に言われると、自分自身の無価値さが浮き彫りにされ居たたまれなくなるのだ。
学歴もなければ自慢できるような職歴資格もない私。ブランクをようやく脱してパートを始めるも、清掃、惣菜、そして工場と、3か月サイクルで続かない。
あぁ、やっぱり自分は駄目だと自己嫌悪に陥りながらも、だからといって子に手が掛からなくなった以上、専業主婦でいることは許されない。

それでも、もうすぐ子の春休み。春休みが明けて子の高校生活が落ち着いたら。
それから考えよう。

取り敢えず、今日一日、精一杯頑張ろう。

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