一週間足らずで退職とか。
甘えだとか、我慢が足りないだとか言われるだろう。
正直、私も自分が当事者になる前は、そう思っていた。
でも、中途半端に続けることで双方にとってマイナスになることもあるのだ。
昨日、朝いちで社長に退職したい旨を伝えた。
引き留められるかもーと思ったけれど、
「そう。分かった。じゃあ・・今日付ってことでいい?」
あっさり過ぎて、むしろ辞めて欲しかったのかもーと思う程。
使用していたデスクは、他人行儀のまま。特に片付ける私物もないのでPC電源を入れることもなく。
従業員らは事務所にいなかったこともあり、社長夫人に頭を下げ、逃げるように職場を出た。
もしかしたら、給与は出ないかも。
一応、入社時に振込口座の提出などはしたけれど、どうでもいい。辞められれば。
自分の無能さと無責任ぶりに飽きれつつも、引継ぎがままならないあの会社にだって問題はあるのだと開き直る。
次の仕事はどうしようか。
憧れのデスクワーク、私には向いてないのか。
やることがあれもこれも、次から次へとおりてきて、それに優先順位を付けて、時に同時進行。
タスク漏れのないよう、しっかりどれも記憶しなくてはならない。
PCは、付箋だらけで見苦しく、その付箋もどこかへ落ちて無くなって、しかもそれに気付かなくて。
そんなデスク回りを目に、頭はパンク。破裂してしまった。
だからといって、スーパーのパートも工場も向いていなかった。
数打ちゃ当たる―精神は、迷惑なだけでなく自分自身も擦り減らす。
だが、何もしなければお金は減っていく一方だし老後の不安は加速する。