春休みの恒例行事

チョコ
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 子も春休み。
ようやく長かった最悪のクラスとおさらばし、晴れやかな顔で迎えた終業式。
通知表はいまいちの結果だったけれど、指定校推薦は出席日数が足りないこともあり無理なので仕方がないと流せる。
これからは受験に向けて本腰を入れなければならない。


「ディズニー行っていい?」


 始まった。
長期休みとなると恒例行事のように行きたがる夢の国。
一回行けば、数万円掛かる。申し訳ないが、今我が家でそれを捻出するのは無理。


「行くのは構わないけど、自分の小遣いや貯金から行ってね。うちはそんな余裕ないから。」


「え、マジで?」


「それに、塾の春期講習もあるのにそんな悠長なこと言ってていいの?友達は受験しないの?」


「するよ受験。だから気合い入れる為に行くんじゃん。」


「とにかく、お金は自分でなんとかして。」


 厳しいだろうか?
いや、日々の生活費をやり繰りするのに必死だし、私も今は求職中。
月に3万~5万の収入で家計の赤字分を負担しても仕切れない状態なのだ。

夫は熱も引き、食欲も戻り元気になったが、念の為もう一日休むことにして自宅でゴロゴロしていた。
そんな夫に子が甘えた声を出す。


「パパ~、友達からディズニー誘われてるんだけど、お金無くて行けないって断るの私だけになりそう。」


「え?そうなの?」


 パジャマ姿の夫は、自分の財布からすんなり2枚の万札を渡す。
私には生活費から抜いたお金を返す気なんてさらさらない癖に。


「あと足りない分は、自分で何とかしろよ。」


「はぁ~い!パパ、優しい!」


 可愛く返事する子。
こういう父子関係を見ていると、苛々すると同時に疎外感をおぼえる。
良いとこどり。
あなたのお爺ちゃんからいただいた学費、その優しいパパが使い込んだんですけど・・
言いたい、言ってやりたい。だがぐっと抑える。
ストレスでまたチョコレートを爆食いしてしまいそうになるのだ。


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