ソロキャンプ

紅茶 家族
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 先日、従姉妹のN恵と会って衝撃を受けたこと。
彼女が最近はまっていることの一つに、「ソロキャンプ」があるらしい。
彼女は喜々として語っていた。
ソロキャンプの魅力に。
私が仕事で疲れているとちょっと愚痴を吐こうものなら、


「ソロキャンプすればいいよ!ほんと、癒されるから!」

その返しで、抱えている悩みを彼女にぶちまけることを諦めた。
宗教ではないけれど、私は昔から何か得体の知らないものに心酔しきっている人々に対し冷めた目で見てしまうところがある。
推しもそう。
ジャニーズとかもそうだけれど、他人に対してあんなに熱くなれる人達が羨ましくも共感出来ない。
彼らからしたら、こちらの存在なんて「無」に等しいのにーなのに、なぜあんなにも泣いたり怒ったり出来るのだろう?
一方で、羨ましい気持ちもある。
感情を外部からあんなに揺さぶられること。なんて豊かな人生なのだろう。


 話は反れたが、N恵は仕事休みで子供らが学校に行っている間、せっせとソロキャンをしているらしい。
勿論、子どもらが学校から帰宅するまでの期間限定の時間、数時間のこと。
なので、正確に言えば「ソロバーベキュー」に他ならないのだけれど。

 彼女のYouTubeをこっそり観たら、ソロキャンプの動画があがっていた。
正直、てんわやんわの視聴回数も少ないし目も当てられない動画だったけれど、彼女の話を前座に聞いていたので楽しめた。
純粋に、楽しそうだった。
形から入る彼女は、それなりのソロキャン用具を購入し、使いこなしてはいないものの楽しんでいた。
パート休みの日、心の内をさらけ出させないママ友との噂話に興じる代わりに、ソロキャンプを選んだ彼女。
そして、やはり私と同じ血が通っているのだーと感じた。
傍から見れば、キラキラママ。
仕事も夫婦生活もママ友関係もすべてーでも、根本は私の血と同じ。
一人が落ち着く。

 彼女のソロキャンプ動画。突っ込みどころは多かった。
火起こしなんてしてなくて、普通のコンロ。
食事も、カップラーメンとインスタントコーヒーで終了。
外で飲食して気持ち良い!!と自画自賛。
正直、なんでYouTubeにあげたのか?まったく映えない、地味な動画。

それでも、少しー。ほんの少しだけれど私もやってみたいと思った。
休みの日、心地の良い晴れた平日に、外で食べるカップラーメン。
なんて贅沢なのだろうと。
そして、それが贅沢なことだと気付くことが豊かなのかもしれない。そう思った。
贅沢の基準は、人それぞれ。自らが決めることだから。



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