新年の朝

朝日 わたし
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 2024年。
今年も明けた。


 まだ夫も子も起きない、初日の出前のリビングはしんと静まり返っている。
プラスティックのお重に、昨日準備していたお節を入れる。
黒豆、かまぼこ、栗きんとんやなます等。
どれも100円だけれど、こうして詰めるとそれなりに見えるから不思議。
雑煮は2人が起きてから温めて、餅を焼く。

 
 新年、夜明けの珈琲を淹れる。
真っ新な手帳を開き、今年の既に決まっているスケジュールを記入する。
仕事始めの日がもうすぐそこに迫っていることに、若干ナーバスな気持ちになるけれど。
創業記念パーティーもあるんだっけ。
いやいや、今はそんな憂鬱な予定は振り切って、目の前のことに集中したい。
家族の誕生日、パスワード、その他必要な情報を黙々と記入していく。
最後に、今年の抱負。
一番、叶えたい夢を書いた。

全て書き終え、外を見ると朝日がさしていた。


’’May your New Year be filled with peace and happiness.’’






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わたし
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