役員決め

富士山 わたし
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 今年度の役員決め。
結論から言うと、委員長も副委員長も決定していた。
どこでどんな流れでそうなったのか分からないけれど、私の知らない水面下で色々と動いていたのだろう。
なってしまうかもと危惧していた副委員長は、上の学年に知り合いがたくさんいる保護者に決定、私も何度か活動で見たことがある人。
正直、ほっとした。
それ以外の担当決めが行われたのだけれど、それが難航した。
ベラベラと意見を出す人間に限って、素早く一番楽な仕事を選ぶ。
顔が広いから、有無を言わせない空気感を出すのだ。
椅子取りゲームのように、次々と担当が決まる。
幼稚園時代もあったけれど、2名以上の複数グループ担当は、顔見知り同士が「一緒にやろう!」のノリで誘い合って立候補する。定員数に達したところに割って立候補する勇気など無い。
なので、3名担当だが、2名しか決まっていないところに立候補。
同じ担当になった2名に軽く会釈をすると笑顔で返してくれたけれど、隣同士に座っている彼女達はすぐに私から視線を外し、ペラペラ楽しくお喋りの続きを始めた。きっと、仲良しなのだろう。なんとも入り辛い空気。
ただ、委員長や副委員長にならなかっただけ良かったと思う。



 会が終わり、気付けばポツン。
両隣に座っている人は、私と逆側の人と話し込むので必然的にそうなってしまう。
5人横列だと高確率でそうなってしまう。話し込んでいる彼女達の会話にすんなり入ることも出来ず、きょろきょろ辺りを見回すが、私のように話す相手がいない者がいないのだ。
以前、話したことがある保護者達もいたのだが、わざわざ寄って挨拶をするまでの仲でもない。
向こうは私のことなんて忘れているだろうとネガティブな気持ちになる。
もう一度、同じ担当になった先程の2人に挨拶をして帰ろうと思ったが、2人が4人に増え、和気藹々としており躊躇してしまう。結局、声を掛けられなかった。
自分のこういう性格が、本当に情けない。
20人近くいるこの教室の中で、本当にひとりぼっちだった。
いるのかいないのか、分からない存在。


 会は終了し、15分経っても皆、席を立つ気配が無い。
それぞれ会話に夢中になっており、解散の区切りを形だけ取った風。
ただ、私には誰も話す相手がいないので、そこに黙って座り続けているのも気持ちが悪い。
なので、そろそろと席を立ち、誰に向かってなのかも分からない会釈をして教室の外に出た。

いったい、何に気を遣っているのだろう?
本当に、自分が疲れる。ただこれで、子が3年になった時に委員長をやらなくても良さそうなので肩の荷が降りた。副委員長から委員長の流れでスムーズに来年度の役は決定すると思いたい。

学校関連は、本当に気疲れしてしまう。
ただこれも期間限定。富士山でいったら7合目辺りまでいったところか。
あともう少し、与えられた役は私なりに責任もってやっていこうと思う。




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