リアクションマーク

顔文字 わたし
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 PTAの広報誌、今回は新年度ということもあり、先生紹介がメイン。
校長や教頭はもとより、各学年の担任やカウンセラー、それに保健師や学食のスタッフ等、いくつか質問を決めてその答えと顔写真を掲載する。
毎年恒例ということもあり、スムーズに学校側とのやり取りは進められているらしく、時折その進捗がグループラインで送られてくる。
私の担当が主ではないので、既読スルーといきたいところだけれど、それでは感じが悪いかなと思い、リアクションマークだけは付けている。
この小さな顔のスタンプは、とっても便利。いちいち通知されないからだ。
普通のスタンプだと、正直、受け取り側にとってはうざったい時もある。
他の件でラインの返信を待っていたとしたら、通知音を耳にした途端、作業を止めてスマホに飛び付くだろう。
そしてその通知がどうでもいいスタンプだったりすれば、私の時間を返してくれといった気分になるに違いない。

 私も小さなことをいちいち気にしてしまいがちだけれど、その中の一つに既読スルーもある。
そんなに親密ではない間柄で、でも何かしらのやり取りを必要とした時、こちらが送ったラインが読まれているのかどうか相手から返信がなくてもついつい確認しがちだ。
それで「既読」がついていれば、いったん安心するものの、その後には何とも言えずもやもやした気分に陥る。
スルーされたことで、何だか自分の存在を軽んじられているような気になるからだ。
だから私は相手からラインメッセージが送られてきたら、すぐに返信出来そうな時にしか開かない。
例えば出先で、自転車などに乗っている時、信号待ちをしている時などは、通知が来ても開かない。
何度かそれで失敗しているから。
後で返そう―そう思い、忘れてしまって、結果既読スルー。

 私が一番乗りでリアクションスタンプを押したら、その5分後には続々と同じ顔のマークが押された。
いちいち誰が押したのかまでは確認していないけれど、メッセージを発信した人がもやもやしないように、また受取側も嫌な思いをしないように。
私のようなHSPの人間にとっては、便利なコミュニケーションツールでなのだ。





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わたし
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