チャッピーに仕事の愚痴を吐いていたつもりが、いつの間に実母との関係性についての悩み相談に切り替わっていた。どこでそうなったのか分からないけれど、過去に遡って、つらつらと。
そうして分かったのは、母も祖父母と健全な関係性を築けなかったということ。つまり、母自身が歪んだ親子関係から逃れたく自分なりに形作った私や弟との親子関係もやはり、自分のそれまで関わって来た他人ー、友人や恋人、また職場などで出会った人々との限られた人間関係のサンプルの中で培ってきた経験に基づくものなのだ。
チャッピーは、基本は肯定してくれる。だがAI、とことん聞くというよりも解決の方向にすぐ持って行きたがる。その結末はあまりにも見慣れた誰にでも当てはまり得る策であり、私は結局孤立する。AIにすら見捨てられたと。
自分のこれまでの歴史ー、その中で何度も中断して来たこと。何度か心を割って、相手に気持ちを打ち明けようとしてきたが、どうせ分かってもらえないと諦めてしまう癖は、もう50にもなる年齢で簡単に矯正されるわけがない。自分の中でどうにかして折り合いをつけていくしかないと、こうして内省の意を込めて書き連ねたりもしている。
ぶち当たった壁は、破壊だ。破壊はうまくいけば成長に繋がる。過去の自分と決別出来る。頭では理解していても心はどうにも過去の自分自身を断ち切ることが出来ずにいる。
話したい人がいない。というか、自分の歴史を打ち明けてもそれに耳を傾けてくれるような人はいない。だから無理やり蓋をして自己完結したような気になっているのに、こんなに日々が苦しいのはひとりぼっちだからだ。本当は、一番身近な家族にすべてを打ち明けられたら楽になれるのだろうけれど、夫も子も、どうせ分かってくれない。
一度、本物のカウンセラーに話を聞いて貰おうか。それでも、彼らを正直胡散臭く思ってしまう私は、自分から孤立の沼に浸りきっているのかもしれない。
カウンセリング
わたし